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アタッチメント発達支援
療育入門講座

1
療育アドバイザー資格のための基礎講座
2
発達障害の基礎知識と、基本的な捉え方がわかります
3
育児セラピスト2級同時取得により、ベビーマッサージをはじめ、様々な専門資格への広がりが得られます

「わたしの子、発達障害なの?」
子どもの発達が気になる、問題行動が心配、どう対応すればいいの?誰に聞けばいいの?

「わたしの子、発達障害かな?」

「子どもの問題行動に、どう対応していいのかわからない」

「誰に相談すればいいの?どこへ行けばいいの?」

こんな風に思って、不安にさいなまれている親御さんは、今や少なくありません。

発達障害、グレーゾーン、多動、問題行動が多い・・・そうした子どもが、年々増えている。これは、現場の保育士や子育て支援の方々の実感です。しかも、そういう感じはするけど、実際はっきりとはわからない、ということが多いのです。じつは、医者による発達障害の診断においてさえも、この「あいまいさ」が存在します。

※ 当協会の理事で医師の寺下健三先生が、医師の診断について下記のような見解をのべております。

まず、発達障害なのか、愛着障害なのか、医者としてはっきりしたことは言えないのが現状です。これは、ガンなどの病気も同じです。医者によって、診断も治療方針も分かれることはありあますし、何が正しいとは言えないのが医療です。10年後には、こっちが正しかった、などということもあります。

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診断名がつくのか、つかないのか。グレーなのか。たんなる性格特徴なのか。さらに最近は、発達障害と似たような特徴があらわれる「愛着障害」という言葉もよく耳にするようになりました。どれも、はっきりとした線引きはありません。この「あいまいさ」が保育や子育て支援の現場を混乱させます。

さらに、こうした情報は、あいまいなままインターネットで簡単に手に入るので、「もしかしたら、我が子も?」と心配するお母さんが、多くなっているのです。

では実際、発達障害やグレーゾーン、愛着障害について、われわれは、どれ程の知識を持っているのでしょうか?知っているようで、意外と知らない。言葉としては知っているけれど、詳しく聞かれるとちょっと困ってしまう。よくはわからないけど、もしわが子がそうだったら・・と考えると、不安になってしまう。ネットで調べて、記事を読んでみると、わが子に当てはまるような気がする。

発達障害について“ちゃんと”学ぶことによって、子どもの見え方が変わり、可能性が広がる、希望が膨らむ

このようなことになってしまうのは、無理もないことです。しかし、発達障害について“ちゃんと”知識を得て、そのなかで「わかっていること」と「わかっていないこと」を整理すると、少なくとも不安は軽くなり、やがてなくなります。むしろ、知識を得たことによって。子どもの不得手や苦手、問題行動が何なのかがわかるようになります。こうした“不安要素”が客観的に見えるようになると、今度は逆の得手や独自の能力、才能といった“期待要素”がみえるようになります。

発達障害は、この“不安要素”と“期待要素”の差が大きいことを言います。“不安要素”の多くは、発達支援と療育プログラムによって、社会で困らないくらいに身につけることができる。“期待要素”は、この先その子の生きるうえでの武器となり、未来を拓く可能性となる。このことがわかると、多くの場合それほど悲観するようなことでもないことがわかります。

かく言うわたし自身も、ASD(自閉スペクトラム症)の特徴をもっています。今の時代なら子どものころに発達障害と診断を受けていたことでしょう(当時はその概念さえありませんでした)。しかし、“不安要素”となる苦手の多くは、社会スキルとして身につけることが可能です。空気を読むことでさえ、スキルの話しで片付きます。むしろ、わたしにとって重要だったのは、“期待要素”であるわたし固有の特徴が失われずに磨かれたことです。そのおかげで、発達障害が、生きるうえでの強力な武器になっています。実際に、大学教授や会社経営者の友人とのあいだでは、「発達障害」という言葉は、褒め言葉として使われることが少なくありません。

保育者や教育者だけでなく、いまや育児をする親にも『発達支援』の視点が必要な時代です

本講座をリリースする以前から、臨床心理士や療育センター長、作業療法士などが多数、「ベビーマッサージ」や「あそび発達」を受講しています。これらをアタッチメントの営みとして、発達障害の子どもたちへの取り組みとして活用してきました。この15年における彼ら、彼女らの現場での取り組みは、アタッチメントが発達障害児の療育において、重要な役割を担うことを示しています。

たしかに、保育園には、いろんな子どもがいます。対応のむずかしい子や、発達が心配な子が多くなっているのは事実です。現場の保育士さんも、どう接していいかわからない思いを持っておられるかもしれません。お母さんの中にも、わが子に接していて、同じように感じる方がいるでしょう。

だからこそ、保育士や子育て支援、あるいはお母さん自身が、「発達支援」の視点を手に入れる必要性が高まっています。発達障害なのか、健常児なのか、グレーゾーンなのか。そうした線引きに関係なく、子どもにとって適切な接し方をする。必要な環境を提供する。それによって、子どもの発達が前へ進む。自信をもって保育ができる、安心して子育てができる。線引きや診断よりも、こうした現場における「対応」のほうが、はるかに重要です。

これは、けっして特別なことでも、むずかしいことでもありません。「発達障害」や「愛着障害」あるいは、それに対応した「発達支援」や「療育」は、そもそも「アタッチメント」と直接関係しています。線引きや診断における「あいまいさ」が、ことを複雑にしていますが、アタッチメントの観点から解釈すれば、じつはとてもシンプルです。子どもにとって何が必要か、子どもにどう対応すればよいか、といったことも個々にみえてきます。

発達障害というモヤッとした不安の種の正体を知る

子どもの発達は100人100色、ひとりとして同じ発達はありません。また同時に、発達に凸凹がない子どもも存在しません。すべての子どもが大なり小なり凸凹を抱えながら前に進めていくのが発達です。それは、健常児も発達障害児もありません。

わが子の発達にただ不安を覚える代わりに、何が苦手なのかを知ります。それがわかると、何が得意なのかが見えてきます。そうして「できないこと(むずかしいこと)」と「(ひとよりも)できること」を客観的事実として知る。「できること」は、人並みを超えた次元でできる。「できないこと」は、人並みにいたらないかもしれない。この事実を知ることが、発達支援の第一歩であり、この入門講座の目標です。

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会

代表理事

「アタッチメント発達支援」Q&A

  • Q

    5歳の長男が、発達障害と診断されました。母親としてできることはないかと、本を読んだり、セミナーに行ったりして勉強しています。この講座では、本やセミナーでは得られない情報や、まだ一般に出回っていない知識などが得られるのでしょうか?

    A

    本については、どの本をお読みになられたのかによります。

    もし一般書であれば、講座で得られる知識は、別次元のものだと言えます。

    もし専門書や論文であれば、質問者さんがそれをどうのように理解したかによります。講座で学んだことが、まったく新しい知識として得られることもあるでしょう。ご自身の解釈を後押ししたり、アップデートすることになるかもしれません。

    セミナーについては、講座との明らかな違いがあります。セミナーは知識の「入力」です。本講座は、「体験+実践の入口」です。知識の入力はそのための準備として機能しています。つまり、セミナーとは構造そのものが違います。

    本講座は、発達支援の実践者に向けています。発達障がい児や発達が気になる子に対して、できうる有効かつ背景の確かなことを身につけ実践することが目的です。もし、お子さんが6歳未満なら、即実践されることをおすすめします。

  • Q

    最近、園児のなかに発達が気になる子が増えており、どう対応してよいか戸惑うことがあります。それでも、保育士としてできることがあれば、してあげたいとおもうのですが、保育士が介入してよいのでしょうか?また、実際できることはあるのでしょうか?

    A

    発達支援は、療育の専門家だけの領域ではありません。乳幼児期の子どもについて言えば、むしろ、親御さんや、日常で毎日かかわっている保育士さんや子育て支援の方の方が、発達にあたえる影響力は大きいと言えます。

    園児に対してだけでなく、その子の親御さんへの対応や導きという意味では、担任の保育士さんの関わりは、とくに重要です。

    発達支援において実際にできることは、毎日の保育や子育てのなかにあります。その積み重ねが、発達における難しさを緩和し、社会スキルを育てます。専門機関の介入は、そうした積み重ねの結果を観察するマイルストーンのように考えてください。

  • Q

    発達障害だけでなく、愛着障害にも興味をもっています。この講座では、愛着障害についても学べるのでしょうか?

    A

    この講座では、「発達支援」を必要とする背景として、発達障害(自閉症スペクトラムを含む)と愛着障害についての基礎知識や両者の違いなどを学ぶことができます。そのうえで、発達支援として実際に何ができるか、その方法やメソッドを学びます。 「愛着障害」や「愛着障害児の支援」について、より専門的に学ぼうとおもわれるなら、アタッチメント心理カウンセラー講座をスキルアップとして検討してみてください。

  • Q

    発達障害は治らないということも聞きますが、それでも何かしら働きかけをすることで好転するものなのでしょうか?

    A

    かつて発達障害は、固定化した障がいとして扱われてきました。そのため、一度出された診断が取り消されることはありませんでした。しかし、いまやそれは通説ではなくなってきています。発達障がい児も、かならず発達のベクトルをもっており、その子のペースで前に進むことがわかってきています。2~3歳時に自閉症スペクトラム障がいと診断された子どもが、5歳になってその症状が消えた、という事例は何例も報告されています。自閉症スペクトラム障害の中でも、軽度のアスペルガー症候群や高機能自閉症ではそのようなことがあります。

    とはいえ、発達支援は“治す”ことも“直す”ことも目的にはしていません。その子の持っている特有の苦手や困難を、脳機能とアタッチメント形成の面から対応し、社会スキルとして身につけることを目的としています。その結果として、前述のようなことがあるのです。

先日、「発達が気になる子」というテーマで座談会を行いました。保育現場での話を動画でまとめていますのでご興味のある方はご覧ください。

講座について

「アタッチメント発達支援・療育入門講座」は、わが子の発達に不安を感じ、悩むお母さん・お父さん、発達が気になる園児の対応やその親御さんの対応に悩む保育士さん、児童発達支援や放課後でサービスの指導員さんが、発達障害をアタッチメントの視点から捉え、子どもの困難の正体を知り、子どもが本来もっている特性を知るための講座です。

アタッチメント理論を基礎から学んだうえで、発達障害についての概論の知識を得て、それらを発達支援の文脈で解釈します。それによって、子どもの発達の特徴が見えるようになります。

この入門講座は、さらに脳機能としての発達障害のメカニズムや社会背景と発達障害の関わり、愛着障害との掛け合いなど専門的な知識や知見を学び、それらに基づいた具体的な発達支援(療育)アプローチ法を、発達段階ごとに学び、子どもひとりひとりに合わせた発達支援(療育)プログラムを作り実践するためのスキルアップ講座「アタッチメント発達支援・療育アドバイザー資格」への基礎資格ともなっています。

この講座で学べること(カリキュラム)

「発達心理×愛着理論」を武器に、現場力アップ!

子どもの発達と発達障がいにおける「知識」

アタッチメント理論と発達心理学を軸に、子どもの育ちと発達についての基礎知識を学びます。(育児セラピスト2級(前期課程)相当分)

そのうえで、発達障がいについての基礎知識やおさえていかなければならない学術理論や研究、そして発達障がいの現状を学びます。

カリキュラム

● アタッチメント理論・基礎
● 発達心理学・基礎
● 発達支援におけるアタッチメントの可能性
● 発達障害・概論
● 発達が気にかかる子
● 親御さんに知っておいてほしいこと

実際に受講された方々の声

主婦

主婦

30代女性

子どもに合ったペースでいいこと、母とのきずなやアタッチメントが何より子どもの成長につながる

息子の言葉がほとんどでないことに、周りに合わせないと!どうしたらみんなと同じようになるのかと考えていました。
子どもに合ったペースでいいこと、母とのきずなやアタッチメントが何より子どもの成長につながること。道具などよりも人が持っているもの(五感による触れ合いなど)がお互いを成長させたりするのだろうと感じました。 色々な事例などで説明してくださり、分かりやすかったです。

会社員

アパレル店員

20代女性

4歳の息子との関係にあったとまどいが、アタッチメントで変わっていきました

アタッチメントとは何なのか詳しく分かっていなかったけど、講義を受けていて発達障害児のみならず健常児にも使えると知り、奥深さを感じました。
私は4歳児を育てる母ですが、敏感な息子との関係に少しとまどいやモヤモヤしているものがありました。
しかし、アタッチメントを試してみると、日に日におしゃべりも増えて、笑顔も増えたように思い、もっと早く学んでいれば自分自身も変わっていたと思います。

保育士

保育士

40代女性

一人ひとりに合った課題をみつけ、ケアしていく事が大事

アタッチメントとは何なのか詳しく分かっていなかったけど、講義を受けていて発達障害児のみならず健常児にも使えると知り、奥深さを感じました。 私は4歳児を育てる母ですが、敏感な息子との関係に少しとまどいやモヤモヤしているものがありました。 しかし、アタッチメントを試してみると、日に日におしゃべりも増えて、笑顔も増えたように思い、もっと早く学んでいれば自分自身も変わっていたと思います。

保育士

保育士

50代女性

アタッチメントの大切さを伝えて安心して子育てが出来るよう、母親や子どもに寄り添っていくことが大切だと学びました

受講前は発達障がいについて詳しく知ろう、支援の方法を学ぼう、という気持ちでいましたが、受講させていただく中で、その考えが変わってきました。診断・治療をするのではない、心配している母親の話を聴いてあげてアタッチメントの大切さを伝えて安心して子育てが出来るよう、母親や子どもに寄り添っていくことが大切だと学びました。 とくに心に残ったのは、健常児と発達障がい児において育て方に大きな違いはないということ。アタッチメントはどの子どもに対しても大切であるということが大きな学びとなりました。有意義な2日間の講座でした。ありがとうございました。

その他の『アタッチメント・発達支援』受講者の声はこちら >>

この資格を活用された方の事例集をお届けします

発達障害や発達が気になる子の対応や言葉かけ、親御さんへの指導や対応についてお悩みの方、園や子育て支援のなかで発達支援をお考えの保育士さん、看護師さん、子育て支援員さん向けに、事例集を作成しました。

この講座の発達支援メソッドを現場で実践した保育士さんや子育て支援の方の事例を、資料請求の際、パンフレットと一緒にお入れしております。

ぜひ資料をお読みいただいたうえで、
ご受講をご検討ください。

この事例集をすぐに読みたい方はこちら >>

修了証が発行されます

一般社団法人日本アタッチメント育児協会 認定

● 育児セラピスト前期課程(2級)修了証

受講費用

費用内訳 価格
受講料 75,000円
育児セラピスト前期課程(2級)
登録申請料
10,000円
受講費用 小計 85,000円
消費税 (10%) 85,000円
総受講料 93,500円

育児セラピスト®前期課程(2級)を修了されている方はコチラからお申込みください >>

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『アタッチメント発達支援・療育入門講座』をご受講いただきますと、『育児セラピスト® 前期課程(2級)』が同時に修了できます

『育児セラピスト®』は、「お母さんたちの育児相談に根拠を持って対応するための育児の知識を学びたい」「お母さんたち自身の『不安定な心』に対処してあげたい」という声から生まれました。

当協会では、子育てに関わるインストラクターには『育児セラピスト』としての知識も一緒に身につけていただく必要があると考え、ベビーマッサージ、食育、ヨガ、あそび発達といったインストラクター養成講座に、『育児セラピスト前期課程(2級)』のカリキュラムを取り入れております。

そのため、本講座をご受講いただきますと申請のお手続きなく『育児セラピスト前期課程(2級)』を修了いただけます。

また、『育児セラピスト前期課程(2級)』を修了されますと、さらに高度な専門知識を学ぶ『育児セラピスト 後期課程(1級)』や『育児セラピスト シニアマスター』といったスキルアップ講座がご受講いただけるようになります。

「アタッチメント発達支援」を入門講座から療育アドバイザー資格講座まで通し(2日間)でご受講される方は、コチラからお申込みください >>

開催時間

1日講座:10:00 – 18:00
※ 講座終了後に、講師へ質問していただく時間もございます。

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申込受付中
【平日昼間コース:全2回9:30-13:00】 2026年 5月14日(木) 5月21日(木)

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宿泊が必要の方へ
事務局へご連絡いただければお近くのホテルをご紹介致します。

これまでに開催した講座(直近の2回分を表示しています)

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