保育士の立場から、保育園経営にチャレンジ

利便性を高めた一時保育園の取り組み

駅前で一時保育専門の保育園を運営し、市内外や県外からの利用者、普段は他園に通う子どもたちも受け入れるなど、誰でも気軽に使える保育の場を提供しています。

ネットで予約が完結し、事前面接なしで直前予約も可能とするなど、柔軟で即日性の高いシステムを導入することで、保護者にとって利便性の高い環境を整えました。


資格を活かした安心の保育と保護者支援

園では当協会で資格を取得した職員が質の高い保育を行い、通い始めて3か月ほど経つと、保護者から「子どもの成長を実感できた」という声が多く寄せられています。

活動を始めたきっかけは、認可園での経験を重ねる中で「働く人にとっても良い場所」を模索していた際、私立園で一緒に働いている方から「自分で園を作ってみては」と背中を押されたことでした。

日々の保育では資格で得た知識やスキルを存分に活用し、保護者にとっても安心材料となっています。特に育児セラピストや心理カウンセラーとしての学びを活かし、保護者に寄り添いながら悩みを共有し、一緒にできることを見つけていく姿勢は大きな強みです。また、あそび発達インストラクターや発達支援アドバイザーとしての知識を生かし、子どもの発達を促す取り組みを続けています。


多様な家庭を支える場としての挑戦とこれから

1時間から利用できる一時保育は、育児や発達に悩む方や、まだ養育などにつながる前の苦しい時期を過ごす方にとっても救いの場となっており、多様な家庭に寄り添う存在です。

さらに、月に1度は季節の行事を取り入れて子どもたちと楽しむほか、小学生まで対象を広げたワークショップや長期休みには小学生を対象に保育士体験を実施し、きょうだいや地域の子どもたちが交流できる環境づくりにも力を入れています。



現在は園の存続が危機にあり、クラウドファンディング【キャンプファイヤー 葉っぱの家保育園】を行っていますが、これまでに築いてきた活動の積み重ねを大切にしながら、子どもと保護者双方に安心と成長の場を提供し続けたいと考えています。


牧野 クルミさん(千葉県)/ 保育士

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