「この活動が生きがい」―地域の親子に寄り添った15年間

第7回 育児セラピスト全国大会in2016 優秀実践者の寺下悦子さんから、その後のご活動についてご報告をいただきましたので、ご紹介いたします。

寺下さんの全国大会の発表内容はこちらからご覧いただけます >>


当協会でアタッチメント・ベビーマッサージの資格を取得してから15年になる寺下さん。現在も子育て支援センターなどで教室を開き、多くの親子と関わり続けています。近年はキッズマッサージを活かし、「ふれあい遊び」や「わらべ歌」も取り入れるなど、活動の幅を広げています。

教室には父親の参加も増えており、大きな手でのマッサージは赤ちゃんにとって心地よく、1歳半の子がぐっすり眠ってしまうこともあります。家庭ではなかなかじっくりマッサージをしてあげられないため、支援センターで過ごす時間は親子にとって貴重なふれあいの場となっています。

また、寺下さんには現在小学5年生、5歳、2歳のお孫さんがいて、その関わりが日々の活動にも生かされています。小学5年生のお孫さんには、赤ちゃんの頃にベビーマッサージをしており、今でも家に遊びに来たときは「足のマッサージして」と声をかけてくれるそうです。さらに、5歳と2歳のお孫さんと同年代の子どもが支援センターに訪れることも多く、その現役ママさんたちとも自然に近い距離で関わることができています。



寺下さんが最初に教室で出会った親子の赤ちゃんは、今では高校2年生に成長しました。今でも「背中のマッサージをして」とお母さんに頼むことがあるそうです。 そのお母さんは保育士として働き、園でもベビーマッサージを取り入れており、特に男の子はマッサージ後に落ち着く様子が見られると話しています。

教室は1歳で卒業となりますが、その間の思い出を残せるよう、寺下さんは活動中の写真を撮影し、アルバムにしてプレゼントしています。赤ちゃんとふれあう様子はママ自身ではなかなか撮ることができないため、とても喜ばれています。
さらに、教室のグループLINEでは、ママたちが撮った写真を共有アルバムに入れ合い、思い出を分かち合っています。



「この活動が生きがい」と語る寺下さん。今後もその経験を活かし、地域の親子に寄り添い続けていくことでしょう。


寺下 悦子さん(福井県)/ ベビー、キッズマッサージインストラクター・県の子育てマイスター

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