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小倉 輝久さんの活動紹介

障がいのある子どもたちとお母さんの アタッチメントを育むベビーマッサージ

小倉 輝久さんの活動紹

小倉輝久さんは、男性で初の優秀実践者です。彼は、神奈川県川崎市の中央療育センターにて園長をされています。療育センターは、発達に支援を必要とする子どもたちとその家族に、適切な訓練や療育などの援助を行っている施設です。

医師や看護師、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など、様々な専門スタッフの方が勤務されており、診療や訓練もふくめて子どもの発達に関わる、あらゆる専門家の目線で子どもたちの成長を評価し、お母さんが子育てしてきた時間を尊重し肯定的に考え、不安な気持ちをしっかりと受け止めて、話せる関係をつくり、お子さんには発達段階や特徴を踏まえた個別支援計画に基づいた発達支援を行っています。

彼の発表は、発達障害支援のアプローチの可能性を、つきつめている点が印象的でした。彼は、療育センターにベビーマッサージを取り入れ、発達支援のひとつの可能性としてのベビーマッサージに挑戦されています。ベビーマッサージによる体の接触を通しアタッチメントを育むことで、言葉を越えたコミュニケーションをとることができ、そこから相手のことが考えられるという気持ちが芽生え、集団行動や協調性に繋がれば、それは大変素晴らしいという思いでご自身の療育センターでベビーマッサージの取り組みを進めています。

また、彼はベビーマッサージのみならず、AKMアタッチメント・キッズマッサージ、AGMアタッチメント・ジムインストラクターや育児セラピスト1級も取得されており、発達心理学やアタッチメントについて詳しいところまで知った上で独自の支援プログラムを組み、育児支援に取り組まれています。彼の発表を聞き、未来の発達支援の希望と可能性を感じました。現在、療育センターでのベビーマッサージの取り組みは準備段階とのことですが、どのように取り入れていかれるのか、とても興味深く、今後のご活躍を私どもも大変楽しみにしております。

障がいのある子どもたちとお母さんの アタッチメントを育むベビーマッサージ

※ 現在は、川崎市北部地域療育センター所長をされており、児童発達支援センターの親子療育クラスで発達支援のプログラムに取り組まれているそうです。