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たった4つのステップでパパがみるみる協力的に!イクメン育成プログラム

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STEP3:子育ての当事者になる(15日~21日目)

【15日~21日目】今しかできない子育てを実感してもらおう

さて、ここまでの2週間で、パパが育児に参加するための様々な子育てスキルを身につけるお手伝いをしてきました。

次は、ここからの1週間で、パパを「子育ての当事者」に育てましょう。

「子育ての当事者」とは、子どもの世話をし、子どもの日常に責任をもち、子育ての分担をする役割のことを指します。

ここまでのプログラムで、パパにはそれができるだけの知識とスキルを修得していますし、何よりも、赤ちゃんへの高い関心と深い愛情があります。

多くの男性は、育児がどれほど自分を成長させてくれるかということを知りません。

特に、アタッチメント形成が活発に行なわれる1歳までの子育てにかかわることで、親としてだけでなく、人間としての円熟味は大きく増すこととなります。

そして、もし「今」を逃せば、このチャンスは二度とやってきません。

乳幼児期というのは、その子にとって「今この瞬間」だけなのです。後になって気づいても、子どもの成長は逆戻りしません。

乳幼児期のわが子と過ごした思い出、子どもの表情、交わした言葉は、一生の宝であり、生涯忘れることはありません。

なぜなら、親に全身を預け頼りきっている子どもとの思い出だからです。それは、学童期以降の思い出とは異なります。

それを思い出せば、いつでも幸せになれる魔法の癒しの薬です。これを逃す手はありません。

「乳児期の子育ては、今だけなのです!」

このことを、ぜひパパに伝えてあげてください。

それを伝えたら、この週のテーマは完了といってもよいくらいです。

あとは、それをパパに実感してもらいましょう。

パパに「今しか出来ない子育て」を実感してもらう方法は、子どもの世話をすることに尽きます。

今週は、パパに役割を与えてあげましょう。どんな役割をどれくらい与えるかは、あなたにお任せします。

パパが仕事から帰ってきてからの数時間と、お休みの日の数時間、パパに責任を持ってやってもらう役割を考えて、パパにやってもらってみてください。

参考までに、例としてタスクを挙げてみます。

  • おふろに入れる
  • おふろのあとに、かんたんベビーマッサージをする
  • 寝かしつけの前までの数時間を、パパがみる

この3つだけでも、これまでに身につけた要素を総動員する必要があります。

特に、数時間を過ごすためには、オムツも替えるだろうし、グズッたらあやすだろうし、遊んであげたりもするでしょう。

この一週間で、これまでの総仕上げをしてみましょう!

最終的には、あなたが毎日の生活を赤ちゃんと過ごすうえで、パパが必要不可欠な存在になるはずです。

もっと具体的に言えば、パパが出張でいなかったりすると、ママは大変な思いをして、赤ちゃんもちょっと不安になったりする、そんな状態です。

それが、子育ての当事者になるということです。

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