Interview

広島県からひろげる アタッチメントの輪

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フルタイムの営業職のキャリアママから、専業主婦になり子育てを学びなおした宮河さんの活動事例です。

母の急逝、バリキャリの営業職から専業主婦になって訪れた転機

フルタイムの営業職をしていた宮河さんは、第一子の長女の子育てをおばあちゃん(宮河さんの実母)に任せていました。しかし、娘さんが7歳の時、頼りにしていたおばあちゃんが急逝してしまいます。否応なく仕事をやめざるを得なくなった宮河さんは、専業主婦となりました。そんなとき、亡きお母さんの言葉が浮かんだそうです。

「仕事をがんばるのも良いけれど、子育てはいまが大切だよ。このまま今の仕事を続けて10年後に後悔しても遅いんだよ」

これを機に、第二子を産むことを決意し、不妊治療のおかげもあり、お母さんが亡くなった翌年に、第二子の長男を授かりました。

子育てを、イチから学ぼう

第二子が生まれて経験したのは、8歳になった第一子のお姉ちゃんの激しい赤ちゃん帰りでした。 「私と弟は8歳しか違わない!」

長女のこの言葉に、宮河さんはハッとしたそうです。8歳ならお姉ちゃんとして育児を助けてくれると期待さえしていた自分と長女の感覚の違いを思い知らされた言葉でした。

これがきっかけとなって、宮河さんは、子育てをイチから学ぶ決意をして、アタッチメント・ベビーマッサージの資格を取り、さらに深く学ぶために育児セラピスト後期課程(1級)まで進み、育児を専門的に学びました。

人生の先輩との出会い

資格取得時の担当講師の情報を頼りに、広島県でアタッチメント・ベビーマッサージ教室の実績が豊富な看護師の杉原さんにコンタクトを試みます。これが宮河さんにとって、運命を切り開く出会いとなります。

彼女の女性としての生き方、子育て支援の活動、そして何より「広島県からアタッチメントを拡げたい」という思いに共感しました。 その後すぐに杉原さんの教室を見学し、活動を間近に見ました。そこでは、生まれた赤ちゃんとまっすぐ向き合うママたちを目の当りにしました。そんなママたちとの交流をとおして、「わたしも自分の学んだ子育ての専門知識で、何か活動ができないか」と言う思いを持ったそうです。

広島県からアタッチメントの輪をひろげよう

こうして宮河さんは、杉原さんの広島県での活動に参画することを決めました。まずは、自分の出来ることから始めようと考え、得意の営業力を活かして、これまでとは違う場所へとベビーマッサージ教室を広げました。その甲斐もあり、いまではカーディーラーのショールームやカフェ併設のクリニックなど、活動場所が広がっています。さらに、同じ日本アタッチメント育児協会のインストラクターの岡本雅子さんも加わります。岡本さんは、保育士で、子育てマインドフルネスやアタッチメント・ヨガ、あそび発達などの資格をもっており、そのおかげで教室のメニューが格段に広がりました。

今後の展開

今後は、ベビーマッサージ教室後のランチ会、子育て個別相談会、ママのお悩みカウンセリングなどに挑戦していかれるそうです。「心を救うママケア」を目指して、この仲間といっしょに広島県からアタッチメントを広めていかれることでしょう。