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わたしたちの思い

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親の願いは、子どもがちゃんと育つこと

本来、子育てはいたってシンプルです。

お母さんが、子どもに愛情をもって応じる。抱っこ、おんぶ、スキンシップ、おっぱい、いっしょに遊ぶ、お話する・・・どれも親子の“あたりまえ”です。それらができていれば、子どもはちゃんと育ちます

でも、現実はどうでしょうか?

問題行動、多動、発達が心配・・そんな子どもが、年々増えています。

ちゃんと育ってほしいのはどの親も同じ。でも、どう接すればいいのか、どう声掛けすればいいのか、また、どう愛せばいいのかさえ自信がもてない。愛し方を間違ってしまう。「愛着障害」という専門用語が注目される背景は、ここにあります。

なぜ、こんなことになっているのでしょうか?

核家族化、コミュニティの喪失、お受験や習い事、社会的ストレス・・・現代の子育ては、昔に比べてはるかに困難なのは間違いありません。でも、これら社会問題の解決をまっていたら、子育ては終わってしまいます。

せめて、親や先生、子育て支援が、身近でできることをする。それしかありません。問題は、その現場で「子育ての知識」が足りないこと、それに尽きるとわたしは考えます。知らないから、親は先が見えなくて不安になる。あふれる情報にほんろうされる。誤った選択をする。愛情のかけ方さえ間違ってしまう。それを、指摘してもらう機会もない。そして、子どもはちゃんと育たない。

仕事で、多くの親子に接する保育士や看護師、助産師、子育て支援の方々は、現場でこのことを実感しておられるのではないでしょうか。

『子育ての“あたりまえ”をとりもどす』 それが子育て支援です

まずは大人が、「子育ての知識」「発達の知識」を身につけること。保育者や支援者が知識を身につければ、親に伝えることができる。親に知識がつけば、子育ての“あたりまえ”が行われるようになる。それだけで、子どもはちゃんと育つ。とてもシンプルなことです。

とはいえ、親は、そう簡単にこちらの言うことに、耳を傾けてはくれないでしょう。親の心に寄り添い、関係性をつくって、心がつながって、はじめて聞く気になってくれます。だからこそ、「心理を知る育児の専門家」による支援が必要不可欠です。私は、この思いを『育児セラピスト』に込めました。

「育児セラピストがあたりまえにいる子育て環境をつくる」

保育士さん、看護師さん、助産師さん、児童館の指導員さん、子育てサロンや親子教室の先生・・・みんなが育児セラピスト。そんな環境をつくる。

これが、わたしたちのライフワークです。そして、みなさんのライフワークにもなりうるのではないでしょうか。もしご共感いただけるのなら、ぜひ一緒にやりましょう!

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会

代表理事

廣島大三