「2:子育て環境を考える」の記事一覧

教育の二極化は、どこへ向かうのか?

2023年のシンポジウムは、「川の向こうにわたって『世界の中のワタシ』を育てる」というタイトルで、わたしがお話しさせていただきます。保育・教育・子育て支援の分野は、これから大きく変わっていくことは確かです。その変化は、少・・・

よい子育てとは、「いかに子どもの邪魔をしないか」です

親の“愛情と、過剰さ”は、いつもセットで、子どもに与えられる どんな親も、わが子を精一杯愛しています。それに疑問はありません。ところが、その愛が深いがゆえ、時として親は子どもに対して過剰になります。それは、程度の差こそあ・・・

これからの子育ては、“リ・ペアレンティング”の時代

これからの子どもたちは、川の向こう側の世界を生きていく わたしは、これまで25年以上のあいだ、仕事人(しごとじん)として、そして親として、「子育て・保育・教育」の世界に携わってきました。この間、ITという言葉が一般に知ら・・・

問題行動の原因は、発達障害だけじゃない!

「なぜそれをするのか?」によってわかる 発達障害なのか? 愛着障害なのか? 今回は、発達支援アドバイザー講座の受講を検討されている方からのお悩みに、わたしがお返事したときの内容をシェアしたいと思います。同じように悩まれて・・・

“世界の中のワタシ” を育てる

理事長ブログ2023年の展望-世界の中のワタシ- “これまでの日本” のままでは、衰退していくという現実  「これからの日本は・・・」という話は、この10年で本当によく聞かれるようになりました。その多くは、このままでは悲・・・

ふたたび 『子育てルネサンス』

100年前から大事にされてきたもの。100年後も大事にされ続けるもの。子育てにおいて指針となるのは、本来こういうものを置いて他にはありません。しかし、こうしたものほど、その価値をつらぬくことは至難の業です。なぜなら、それ・・・

自己肯定感は、心の機能です

先日、タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんの子育て観が、東洋経済オンラインのeducation特集で取り上げられていました。そのインタビュー記事の中で「実は“自己肯定感”という言葉は好きではないんです」と語って・・・

初の試み!「メンズ育児セラピスト座談会」 おこないました

子育ての未来を見にいこう! オンライン講座は、いろんな意味で、あたらしい世界を見せてくれました。今回の話題“メンズ育児セラピストたち”もそうです。コロナ禍の中、昨年(2020年)7月におこなった育児セラピスト1級のオンラ・・・

子どもの「だっこ~」にもいろいろある

『さいきん、子どもが「抱っこ」ばかりせがんでくる。そのくせ気に入らなくて嫌がったり、終わりがなかったりしてたいへん』 子どもが2歳をすぎたころ、親のだれもが通る道です。抱っこしてしまうと、ほかのことが何もできない、体力に・・・

発達障がい児の子育てでも、やっぱりアタッチメント

個性が平らな子と、個性が強い子 わたしは、ヒトの発達を、こんな風にとらえています。人はだれも何らかの発達障がいをかかえて生きている。そもそも凸凹があるのが人間。 健常児は、どのことも平らにできる子、発達障がい児は、得意な・・・

コロナ禍だから大事にしたい 「親子の密」

ひとと触れ合うこと、べたべたすること、べちゃくちゃしゃべること。コロナ禍のいま、そうした行為は、はばかられています。ひとと一定の距離をとるのがあたりまえ。レストランに行けば、対面側には透明のボード。われわれの心には、「密・・・

コロナがつきつけた 人生のテーマ

コロナがつきつけた人生のテーマ コロナ禍は、わたしたちに“何かをつきつけてきた” “withコロナ”が、さけばれるようになった今、こんなことを考えます。 あたりまえが、そうではなくなり、それは続いた 新型コロナウイルスを・・・

子どもとの相性に 目をつむってはダメ!

子どもとの相性に目をつむってはダメ! 「親は、子どもを愛する」 異を唱える人はいないでしょう。これはどうでしょう?「親と子は、仲がよいものだ」 これも、期待の意味を含めて納得できます。 では、仲のよい親子は、相性もよいの・・・

育て方が悪いのか、育てにくい子なのか

育て方が悪いのか、育てにくい子なのか 発達障害と愛着障害 最近、わが子の発達について心配するお母さんの声をよく聞きます。また、発達障害に関する一般書籍も、よく目にするようになりました。 2005年に施行された発達障害者支・・・

「企業主導型」という保育園の新たなカタチ

「企業主導型」という保育園の新たなカタチ ご存知でしたでしょうか。沖縄の待機児童数は、東京に次いで2位だったということを。(厚生労働省/平成 30 年 10 月1日時点の待機児童の状況より)待機児童数でいえば、1位の東京・・・

アタッチメント、これからの10年 にむけて変わりゆくもの

アタッチメント、これからの10年にむけて変わりゆくもの アタッチメント理論から半世紀を経て、変わらないものと変わったもの ボウルビーがアタッチメント理論を発表して半世紀。今でもアタッチメント理論は、なんら色あせることはあ・・・

イクボス応援します

イクボスって、知ってますか? 先日、日経DUALというネットマガジンを読んでいて、「イクボス」という言葉を知りました。と言っても、何のことかわからなかったのでネットで調べてみると、ファザリングジャパンが2014年からイク・・・

「しつけ」という名の「暴力」、「教育」という名の「自己都合」

「しつけ」という名の「暴力」、「教育」という名の「自己都合」 福岡県北九州市の保育施設で、カナダ人の男性講師が園児をたたくなどの暴行を加え、その様子を撮影した動画が投稿されたのを機に、市が調査に入っていた、という報道が世・・・

会ったことはないけど、人生に影響を与えた二人の師

目次 1.27年ぶりにイギリスの母校を訪ねて 2.会ったことはないけど、人生に影響を与えた二人の師 会ったことはないけど、人生に影響を与えた二人の師 イギリスへのゆかり ジークムント・フロイト ジョン・ボウルビィ 今回の・・・

手のかかる子どもが多くなってきて、保育士が対応しきれない

全国大会スーパーバイズでのお悩みを紹介します 2018年の東京で行われた全国大会のスーパーバイズ(お悩み相談会)での一幕です。ある若手保育士さんが、現場の悩みを提起してくれました。背景には、多動傾向のある子どもが、増えて・・・

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