Interview

地域子育て支援施設「りんごの木 こそだてひろば」で週2回のベビーマッサージ教室を開催

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看護師の岸川博子さんは、こども園にお勤めです。2022年の11月からは、こども園と同じ法人が経営する地域子育て支援施設「りんごの木 こそだてひろば」の代表も兼務されています。

岸川さんは、2018年に取得した「アタッチメント・ベビーマッサージ」の資格を活かし、子育て支援施設で週に2回のベビーマッサージ教室を開いていらっしゃいます。

そんな岸川さんから現在の活動についてご報告をいただきましたので、ご紹介します。

病棟看護師からこども園勤務に

岸川さんは、もともとは、病棟の看護師として働いていました。

ご自身の出産・子育てを経るなかで、ご縁があり、看護師としてこども園で働くことになったといいます。

こども園での仕事は、子どもたちの健康を守るための衛生管理や保健業務がメインとなります。

「小学校でいう『保健室の先生』みたいなイメージでしょうか。お子さんの体調面での心配事などの相談窓口になっています。また、保育中に体調を崩したお子さんがいたときは、お迎えに来てもらう方がいいのか、そのまま園で生活を続けられそうかの判断やアドバイスを保育士さんにしています。」

それだけでなく、保育士さんと一緒にミルクを飲ませたり、抱っこをしたりと日常保育にも関わっているそうです。

地域支援施設として子育て広場を立ち上げ

さらに、以前から地域の子育て支援に興味があった岸川さんは、こども園の主催する地域の親子を対象とした「育児教室」や「子育て広場」を積極的に担当されてきました。

そんななか、こども園を経営する法人で、地域の子育て支援施設をつくろうという話があり、岸川さんが代表となって、2022年11月に「りんごの木 こそだてひろば(以下、りんごの木)」が立ち上がりました。

現在は、こども園と「りんごの木」を行ったり来たりしながら、それぞれの業務にあたっているそうです。

毎週2回のベビーマッサージ教室へ拡大

子育て支援施設「りんごの木」ができてからは、岸川さんは、2018年に取得した「アタッチメント・ベビーマッサージ」の資格を活かし、そこで毎週月曜日に4~5組でのベビーマッサージ教室を開いてきました。

現在は、参加希望者が増えたこともあり、毎週月曜日の午前と午後の2回に分けて開催されているといいます。

「資格を取ってすぐにこども園で活動を始めましたが、コロナ禍もあり半年に1回程度しか教室を開くことができませんでした。2022年になって、ようやく1カ月に1回5組で教室を開けるようになり、『りんごの木』ができてからは、週1回開催が2回に増え、ベビマ教室が軌道にのってきたなと感じています。」

お子さんの変化で、あらためて感じたベビーマッサージのよさ

そんな岸川さんが、はじめてベビーマッサージに出会ったのは、二人いらっしゃるお子さんの子育て中のことでした。

やがて成長したお子さんに起こったある出来事から、ベビーマッサージが「心の土台」とも深く結びついていたことを実感したといいます。

「もういまは11歳になる子なんですが、その子が小学校3年生のときに、学校がすごくしんどくなった時期がありました。私がずっとベビーのときから、お腹のマッサージをしていたからなのか、その子がしんどいときに『ママ、お腹さすって』と声をかけてくれて。洋服の上からじゃなくて肌と手が触れ合う、触れた感じも心地よかったようで、学校がしんどかったときにお腹のマッサージをやっていました。それを続けていくうちに、子どもが徐々に安定していった、ということがありました。」

その経験から、岸川さんはベビーマッサージの持つ力にあらためて気づき、お母さんたちに伝えたい、そして、お母さんたちが気軽にあそびに来れて、相談もできるようなベビマ教室を開けたらと考えるようになりました。

心に響いたアタッチメント

いざ、ベビーマッサージの資格を取得する際に、岸川さんが重要視したのは、「短期間で資格が取れること」でした。

「なかなか時間がつくれなかったので、短期間で取れるところを調べたときに、日本アタッチメント育児協会は、土日の2日間で資格が取得でき、入会金や更新料がないというのが魅力でした。」

ただ、岸川さんの決め手になったのは、それだけでなく「アタッチメント形成」を促すためのベビーマッサージである点だったといいます。

「手技だけにこだわるのではなくて、『お母さんと子どもが目で会話する』っていうアタッチメント・ベビーマッサージのフレーズが私には響きました。そういうのがいいなと思って受講に至りました。」

子育て支援施設「りんごの木」でのベビマ教室

岸川さんのベビマ教室は、「りんごの木」のインスタグラムを通して予約していただく流れになっています。

教室のお知らせは、インスタグラムのほかに、こども園の「育児教室」や「子育て広場」にいらっしゃるお母さんたちにもお手紙で知らせており、興味がある方や参加希望の方がいると、その場でインスタグラムから予約してもらっているそうです。

ベビマ教室の流れ

岸川さんの教室の流れは、まずはじめにパッチテストを行い、円になっての自己紹介、絵本の読み聞かせ、ベビーマッサージ(15~20分)とすすみます。

そのときの赤ちゃんの月齢に合わせて、ベビーマッサージの前に手遊びを入れることもあるそうです。

さらに、ベビーマッサージの後は、希望する場合は赤ちゃんの体重を計ることができ、悩みごとがある方の相談にのったりしています。とくに悩みごとがないときは、そのまま遊んでもらって、全部で90分を目安とした教室構成にされています。

「私の教室では、みんなで円になって、お母さんから赤ちゃんの月齢と赤ちゃんのことをちょっと紹介してもらいながら、お母さんの趣味の話なんかもしてもらっています。お母さん同士がつながって欲しいという希望もあるので、どちらかというと赤ちゃんの自己紹介というよりは、お母さんが自分の自己紹介をしてもらって、お母さん同士が仲良くなれるような雰囲気づくりをしています。」

初めての方にはお手紙を渡す

岸川さんは、初めて教室へ参加される方には、アタッチメント・ベビーマッサージについて簡単にまとめたお手紙をお渡ししているそうです。

「アタッチメント・ベビーマッサージの効果だったり、お家でするときの環境設定はこうしましょうというのを1枚の紙にまとめています。そのほか、教室の一番最後に「ゆりかごのうた」をうたうのでその歌詞と、季節ごとの感染症についてや睡眠のバランスなど、お母さんたちからよく質問があることをのせたりしています。最近は、リピーターの方が増えてきているので、初めての方に限ってお渡しするようにしています。」

いま来ているお子さんの年齢に合わせてキッズマッサージを伝えたい

今後の展望として、岸川さんは「りんごの木」をさらに充実させていくことと、取得済の「アタッチメント・キッズマッサージ」も教室のなかで活かしていきたいと考えていらっしゃいます。

「ベビーマッサージは1歳ごろまでを対象にしているのですが、6カ月くらいから来てくれていた子たちがいま、1歳になっても、まだ続けてきたいって言ってくださるので、1歳半まで対象を伸ばしていました。でも、これってキッズマッサージに移行する時期なのかなと思っていて、対象月齢を越えても、やっぱり来たいって言ってくれる方がいて、オイルもそのまま使えるのなら、いまが自分の中での挑戦のチャンスなのかなって思っています。」

いずれは教える側を目指したい

そして、岸川さんのなかには、アタッチメント・ベビーマッサージを「次の誰かに教えていけるようになりたい」との思いがあるそうで、いずれは、トレーナー養成講座を受講できたらとのお考えをお持ちです。アタッチメント・ベビーマッサージをもっともっと広めていきたいとの想いがあるそうです。

ベビーマッサージをきっかけにした子育て支援を続けていきたい

「そのためにも、いまは、ベビーマッサージをきっかけに、お母さんたちのお友達作りや、孤立した子育てから解放できるような支援を続けていきたいです。まずは、『この人にベビーマッサージをやってほしい』と呼んでもらえる存在になっていけたらと思っています。」

岸川さんのご活動の様子は、下記のインスタグラムからもご覧いただけます。

https://www.instagram.com/ringonoki.22/

岸川博子さん(大阪府)

看護師

子育て支援施設「りんごの木 こそだてひろば」代表

育児セラピスト 前期課程

アタッチメント・キッズマッサージインストラクター

アタッチメントジムインストラクター