同期といっしょにボランティアからはじめて経験をつむ

澤井さんは、資格取得とほぼ同時に、品川区の戸越銀座で子育て支援のほっとサロン「ハッピー・ベビーマッサージ」をはじめました。 品川区のボランティアセンターでサロン運営者の募集をしていて、それに応募してのことです。区の枠組みの中でボランティアとして活動することで経験をつんで、将来の開業につなげようという展望です。

保育士
「ハッピー・ベビーマッサージ」主宰
東京都品川区 澤井 裕子さん

サロンの運営が決まって帰ったら、合格通知が届いてた!

ある日、区のボランティアセンターの通信紙に「ほっとサロン運営者 募集」の欄を見つけます。ちょうどアタッチメント・ベビーマッサージを受講し、合格発表まちの時でした。

興味をもった澤井さんは、さっそくセンターに出向き問い合わせました。「ベビーマッサージのサロンは開けますか?」すでに1件ベビーマッサージ・サロンはあるが、地域が離れているのでOKとのこと。運営にあたっては、何人かで行った方がよい、など注意事項も聞くことができました。

帰宅すると、ちょうど協会から認定試験の合格通知が来ていました。すぐに協会のSNSに報告をかねて、いっしょに運営してくれる人を募りました。それをみて、連絡してくれたのは、一緒に受講した同期の五味さん。2019年1月のことです。

サロンはスタート3カ月で安定集客!

3月には、サロンがスタート。最初の月は1組だけでした。あとは、他の子育て支援の方が視察に来たくらい。4月に入ると、ボランティアセンターの広報紙を見た方が、1~3組、その後も定期的に来てくれるようになりました。その方たちのクチコミで、徐々に人が増えていきました。

6月ごろには、多いときは6組来られる日も出てきました。

ベビーは、あっという間にキッズになってしまう

サロンの参加者が安定してきてくれるようになった6月。澤井さんは、スキルアップとして「キッズマッサージ」と「アタッチメント・ジム」の資格も取りました。これは、のちのち大きく功を奏します。

というのも、8月中頃から、参加者の足が遠のき始めます。9月には、とうとう0組の回も出てしまいました。赤ちゃんが成長して、ベビーマッサージの対象年齢を超えてしまっていたのです。

ここで澤井さんは、パートナーの五味さんとともに、さっそくプログラムを見直します。そして、キッズマッサージとアタッチメント・ジムをプログラムに導入して、ベビーとキッズにクラスを分けました。この対応は、すぐに結果が出ます。

キッズクラスに興味を持った新規の親子が来てくれるようになります。それだけでなく、ベビーマッサージで常連だったけど、足が遠のいていた方が再び訪れてくれるようになりました。そうしたお母さんの声から、こんなことがわかりました。

「子どもが歩けるようになると、ほかの小さな赤ちゃんにケガさせてしまわないかと心配になる。だから、『0歳~』と表記されていると、つい避けてしまっていた。だから、ベビーとキッズでクラスがわかれていると安心だ。」

クラス運営の工夫

ベビークラスでは、ベビマを教えるだけでなく、おやつを食べながら、子育ての悩みを着たり、相談に応じたりする「プチ座談」の場を設けています。特にベビークラスのお母さんにとって、気軽に育児相談ができる場は、とてもありがたいものです。相談が、教室に来るメインのモチベーションになるケースも多いようです。

キッズクラスは、動きまわりたい時期なので、アタッチメント・ジム(親子体操)の要素が多くなります。元気な様子ならジムから、リラックスしている様子なら、キッズマッサージから、当日来てくれた子どもたちの様子をみて対応しています。こうした「場」を読み取った対応は、満足度を上げるのによい影響をもたらします。

今後の展望

澤井さんのサロンは、ボランティアベースなので、営利活動としては行うことができません。しかし、実践のスキルを磨くことができます。これは、澤井さんにとって、資格取得後の大きな収穫で、自信にもなっていると言います。 ここで培った経験とノウハウは、開業しても通用します。ボランティアセンターの枠組みの中で、経験をつんで、(あるいはそれと並行して)個人開業するというのは、非常に安定感のある手堅い方法と言えます。

同じように「実践する場が欲しい!」とか、「現場が見てみたい」というインストラクターは大歓迎だそうです。同期の五味さんといっしょに、悩みながら運営をしてきた澤井さんの仲間に加わりたい方は、ぜひ協会SNSでコンタクトしてみてはいかがでしょうか。

▲写真のインストラクターは、同期でパートナーの五味さん

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