小児科クリニックでベビーマッサージ教室を開催 看護師 髙橋由美子さん

東京都にある小児科クリニックで看護師をされている髙橋さんは、院内でベビーマッサージ教室・子供発達支援教室を開催されています。

「子育て支援の一環で、小さい頃のアタッチメントの大切さ、この時期の重要性などを伝えられる場所を作りたくて始めました」という髙橋さん。

教室では、育児について不安に感じていることを聴いたり、今やっておくと子どもの成長に良いことをお伝えしたり、マインドフルネスを取り入れたりと、その時のお子さまとお母さまの状況をみながら内容を変えているそうです。

また、予約の際に、困っていることや教えてほしいこと等を事前に書いていただき、お教室に来られた際にお伝えできるよう、工夫をされていらっしゃいます。

▼ 髙橋さんのベビーマッサージ教室の様子はこちらから
http://kensyouan.blog73.fc2.com/blog-entry-93.html

髙橋さんは、教室以外に、お子さまの成長発達や子育てについての相談も行っていらっしゃいます。
相談は、クリニックを受診された方だけでなく、メールでの相談も受付けているそうです。

これまでご相談を受けた中から2件ほど、ご報告をいただきましたので、皆さまにもご紹介させていただきます。

お子さんの様子などを丁寧にヒアリングし、当協会の講座で学ばれたことも活かし、お母さんが分かりやすいようにお伝えされています。ぜひご覧ください。

※こちらで要約して掲載をしています。

クリニックでのご相談内容:急に泣き出して、泣き止みません。

この時期のお子さまは、いつもと同じ生活パターンをしていることが
心が安定していて、違うことをすると機嫌を損ねることがあるのです。
その機嫌を損ねると、すぐに落ち着けばいいのですが、下手すると
何時間もそのことを引きずります。

大人にしてみればわがままを言っているだけにしか見えないのですが、
同じ生活パターンをすることによって、安心して行動ができ、
そして、その中で、だんだんと行動範囲を広げていくんですね。

メールでのご相談内容:ある日突然 子どもが離れなくなりました

子どもは、お母さまという安全基地を中心として行動します。
はじめは、お母さまのそばで遊んでいますが、ある程度、成長してくると、お母さまが見える少し離れたところまで行って遊び、必ず、お母さまが見守ってくれることを確認しながら遊びます。
そして、不安になったら戻ってきて、お母さんに抱きしめてもらう。
それを繰り返して、だんだん行動範囲を広げていくのが、一番子どもの精神状態にとっては、落ち着いた状況での自立に向かっての行動になります。

それが毎日べったりだから自立させるために、ある日突然いなくなったら、不安は絶好調になり、また離れたらどこかにいってしまうのではないか?と
子どもながらに考え、どこに行ってもくっついていくようになります。

子どもが、もうお母さんはあなたから離れることがないと
わかるようになるまでは、しばらくは大変ですけど、ベッタリさせてあげて、心が落ち着いてくれば、また少しずつお母さんを確認しながら、少しずつ離れていきます。

髙橋由美子さん(東京都)
看護師
アタッチメント・ベビーマッサージインストラクター
アタッチメント・発達支援アドバイザー
子育てマインドフルネスインストラクター
アタッチメント心理カウンセラー
育児セラピスト前期課程(2級)

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