マタニティ・ヨガの導入で、子育て支援センターは大人気に! 島谷晶子さん

鹿児島県にある「幼保連携型認定こども園 青山幼稚園」の島谷晶子さんの事例

最初は、ベビーマッサージ教室から始まりました

きっかけは、青山幼稚園が幼保連携型認定こども園となったことです。それによって、子育て支援の活動が必修となり、新たに子育て支援センターを開設しました。その際に、0歳児に対応するコンテンツが必要になり(ベビーマッサージの)講座を受講しました。最初は、地域の子育て支援としてベビーマッサージ教室を有料で始めました。

そして、平成27年4月より、青山幼稚園が、新制度の認定子ども園になることが決まりました。これを機に、子育て支援センターは、市の助成事業になり、「スマイリィ」という名称で新たにスタートしました。同時に、これまで参加費をいただいていたのを、無料で提供できるようになりました。

始めてみると、近隣はベビーマッサージ教室でいっぱい

ベビーマッサージは、お母さんたちへの認知度や関心が高かったことも手伝って、「スマイリィ」のベビーマッサージ教室は、好評でした。でも同時に、この界隈には、すでにベビーマッサージ教室がたくさん存在していることもわかってきました。
そこで「スマイリィ」ならではの特色を出すことが必要だと考えるようになりました。

「スマイリィ」ならではの特色、その答えとしてのヨガ

ちょうど、この地域は、ヨガをしているところは、ほとんどなく、産婦人科でも一箇所あるかないかというくらいでした。ここで取り入れたら、うちの特色になって、たくさんの親子に来てもらえるのではないかと考えました。
日本アタッチメント育児協会のアタッチメント・ヨガは、マタニティヨガとベビーヨガの両方が入っていたので、ちょうど良いと思いました。

予約の枠はいつもいっぱい、地域でも人気の子育て支援センター

お母さんたちの関心が高く、知名度もあるベビーマッサージと、地域では珍しいマタニティ&ベビーヨガの2本立てで、「スマイリィ」は、地域でも好評いただいています。参加者の7割は、地域に住む親子さんです。

特に、赤ちゃんと一緒に呼吸法をするアタッチメント・ヨガは、お母さんがとてもリラックスできるようです。中には眠ってしまうお母さんもいるくらいです。これが好評で、リピート参加されるお母さんは多いです。

アタッチメント・ヨガ教室の内容をご紹介します

ヨガは、ウォームアップが5分くらいで、その後、ポーズに入って、へその緒のむすびなども行ないます。一番は、たまごになる(たまごのむすび)のがすごく良いみたいで、中には、寝ているお母さんもいるくらいで、30分くらいかけて、ゆっくりしています。

そのあとは、ベビマ同様、育児相談をうけて、また、ゆっくり過ごしてください。という流れで、お母さんやお子さん同士の交流など自由な時間も含めて、2時間くらい、お母さん達は、園で過ごしています。

子育て支援センターを通して、地域の方との交流が増えました

子育て支援センター「スマイリィ」を開設当初から、地域の方と交流の場が持てるようになったことは大きいです。
教室の時に、育児相談のような形で、少しお話する時間を設けていて、悩みや相談を聞いています。

例えば、離乳食のときは、どうしたらとか、あせもの処置はどうしたらなど、簡単なことですが、私の知っている知識でお伝えしています。

教室に何度も参加されている中で、親しくなるので、その間に、お母さん自身の悩みを聞いて、答えられる範囲でお答えしています。お母さん達のお母さんみたいな形ですね。

こうしたやり取りを通して、今のお母さんが何に悩んでいるのか、何が不安なのかが見えてきます。そうした肌感覚は、園の運営にも役立っています。

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