永遠の課題?夫婦の「家事」 ―夫の目線から その1

1歳7か月になった息子は、どうやら絶賛「ママじゃないとイヤ!」期のようで、ママがリビングを離れてトイレに行こうとするものなら泣き叫びながらトイレに着いていき、料理をしている最中もキッチンにいれろいれろとせがみ、夜中私が一緒に寝ていても、むくっと目を覚ましたときに隣にママがいないことが分かろうものならギャーギャーと寝室を出て探しに行く始末…。
パパじゃあかんのか?と少し寂しさを味わいつつ、まぁそんな時期もあるよなと開き直りの気持ちとともに、どうしても妻の負担が増えてしまうこと・時間のゆとりがなくなってしまうことに、申し訳なさを感じています。

そんな状況だから、もっともっと私がやれる家のコトを率先してやらないといけないのだろうなとは思うのですが、私が自覚しているのは、他のゴレンジャーメンバーに比べて家事・育児力が割と低めだということです…笑
育休を取って何でもこなせるようになったぜ!という訳でもないですし、どちらかというと家の事よりも仕事を優先してしまうこともざら。面倒くさがりなので、帰宅後担当するべき家事を、疲れたからと後回しにしていたらそのまま眠りこけてしまって、翌日妻の怒りを買うとか、しょっちゅうです。でも、そうした状況だからこそ気付いたこととか色々とあるので、今回はその一部を記してみようかと思います。

【夫がわかっておいた方がいいこと】
・家事には見えない「納期」がある

家事はするけれども、“自分のやりたいタイミング”でやっちゃっていませんか?

夫「はいはい皿洗いね、もちろんやるよー。でもちょっと疲れてるから30分休憩してから。」
妻「今やってよ。」
夫「なんでよ、ちゃんとやるんだからちょっとくらい待ってよ。今やっても後でやっても一緒やんか。」

みたいな会話、あるあるなのですが、こうした場合、きちんと皿洗いをこなしたとしても妻の満足度が大幅に低下することにあるとき気が付きました。やらないわけじゃないんですよ。きっちりこなします。だけどそれでもなんで不満を持たれないといけないのか?

答えは「納期」です。笑

夫の「今はやりたくない」「後に回したい」という思いと同様に、妻には妻の「今やってほしい」「この時間までにやってほしい」という思いがあります。それが妻にとっての快適さだったり、今後の家事のやりやすさだったりに影響するからです。つまり、はっきりと“いつまでに”と期限を提示されないまでも、実はその家事には「納期」が存在するのです。仕事に置き換えて考えると、納期が守れなければ、いくらその仕上がりが完璧だったとしても信用に関わります。レベルが違うとはいえ、根本的にはそれと同じことかなと思うのです。求められたタイミングで家事をこなさなければ、それをやったとしてもやったうちに入らないってことなのかなと考えるようになりました。

やれることは、さっさとやりましょう。休憩は、そのあとしましょう。(自戒 笑)

 

【夫が妻にわかってほしいこと】
・やりたくないのではない。細かいやり方がわからない。

開き直るな!と怒られそうですが笑、夫は妻が思っている以上にわかっていないことがたくさんあると思います。家事は大まかにはできるけれども、細かい部分でわからないことがちょくちょくある。例えば、洗濯してたたんだ子ども服の細かい場所、洗い終えた食器やタッパーの収納先、離乳食に冷蔵庫のこれ使ってもいいのかどうか、などなど。この辺の共通認識がしっかりととれているかどうかというのは、夫の家事をするモチベーションに大きく関わってくると思います。

多くのパパが「やろう」というそれなりの気は持っていると思うのです。だけど、やっている中で「これどうしたらいいんだっけ…?」ってポイントがある。例えば我が家の場合、息子の服は、保育園用の服・普段着・よそいきのちょっといい服・寝間着・インナーなど、場所が細かく分けられていて…この服はどこなんだっけ?んん?こんな服持ってたっけ?みたいなことがあって。違うものが違う場所に入っていると混乱を招きますし、妻の二度手間になってしまう…それで一度文句でも言われようものなら、もうやる気メーターは大幅ダウン。
「わからないからとりあえず置いておくか」ってすれば「なんでやってくれないの⁉」とママの反感を買ってすれ違っちゃうなんていうケースも結構あるのではないかと思っています。

男は要領が分かっている仕事に関してはいかんなく実力を発揮できるという性質がありますが、“わからない”と途端に途方に暮れちゃいがち。「こんなことまで言わなきゃいけないか⁈」ということもはじめは目をつぶって、細かい部分まできっちり共有しておいていただくと、パフォーマンスが上がる可能性アリだと思いますよ。

 

毎度、結局は夫婦の密なコミュニケーションが大事だという結論に辿り着くのですが、家事分担って本当に永遠の課題的な部分がありませんか…?笑
多分この先も書くことがあるだろうなと思い、今回は「その1」とさせていただきました。

だからこそ、色んなママ(妻)やパパ(夫)の意見を聞きたいと思っていて、反論も、共感も、みんなでシェアしていけるといいなぁと考えています。コメント欄でも、あなたの思いをお聞かせくださいね!

投稿者プロフィール

まえっち
まえっち
2020年1月に長男誕生。1児の父。
仕事はテレビやラジオのお天気キャスター(気象予報士)。好きな食べ物はお餅。
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投稿者: まえっち

2020年1月に長男誕生。1児の父。 仕事はテレビやラジオのお天気キャスター(気象予報士)。好きな食べ物はお餅。

「永遠の課題?夫婦の「家事」 ―夫の目線から その1」への2件のフィードバック

  1. まえっちさーーーん!!!
    今回も、パパの声なき声を言葉にしてくれて、本当にありがとうございます!!!(ToT)

    自分達の最大のモチベーションは「妻が大好き」ってところやと思います!だからこそ、セラピストの勉強もするし、自分達ができることは「何でもしたい」と思ってます!

    しかーし!「やりたい」ことと、「できる」ことは違いますよね!笑。この、うまく言葉で表現しにくい感情を、よくもここまで言語化してくれました!笑。痒いところに手が届いた感じで、読んでいてとても心地が良かったです!(^。^)

    特に、洗濯物を畳んだ後のところなんか、「ん?我が家を覗かれてるんかな?」と思うほど同じ現象が起きてます!笑。今日もさっき、洗濯物は畳んでそのままにしてます!笑。自分のものやタオルなど分かりやすいものは片付けますが、それ以外は何度言われても難易度が高すぎてビビってしまっています。。。笑

    おそらく、まえっちさんの言うように、「やる気メーターを大幅にダウン」されたくないんやと思います!笑。妻が大好きだからこそやってることなのに、それで反感を買うかもしれないと考えるだけで身の毛もよだつというか、気分が落ち込むいうか。。。笑

    最後は妻が一瞬で片付けてます!笑。
    これも役割分担の一つなのかなーって思ってます!笑。でも、勇気を出して、もう一度手取り足取り教えてもらおうかなという気持ちにもなれました!笑。ありがとうございます!!!

    そう考えると、「片付け」系は、子供のオモチャ等も、「パパが片付けると何がどこにあるか分からなくなる!」と言われます!笑。他にも、自分で思ってる以上に「分かってないこと」がいっぱいあるんやと思います!!!

    人には得意不得意があって、それぞれのパパママにも得意不得意があります!どんなことでも、笑い合いながら一歩ずつ前に進んでいきたいですよね!

    自分は「愛情」をエネルギー源に動いてるだけなので、様々なところでボロが出てくるんやと思います!笑。
    でも、それでいいと思ってます!妻には迷惑かけてるやろうなって思うこともあれば、迷惑をかけられてるやろうなってところもあるんやと思います!笑。けど、それってどっちも迷惑なんかではなく、お互いで支え合ってるってことなんやろうなーって思ってます!!!

    まえっちさーーーん!!!
    今回もメチャクチャ考えさせられましたーーー!!!本当にありがとうございます!!!

    有料級の、最高に素敵なブログでした!!!(≧∀≦)

    次の更新も楽しみにしています!!!

  2. まえっちさん、今回も共感MAXの記事でした!!

    家事の分担って永遠のテーマですよね!うちも同じようなことで喧嘩したことがあるので、ものすごーくよく分かります笑

    やろうと思うけど、子供服のしまい方とかタッパーの場所とか細かいことが分からないから、何となく億劫になる。忙しい中、いちいち教えてもらうのも何だか申し訳ない。あと1回で覚えられず何回も聞いて呆れられるパターンも笑

    私も、決して家事や育児が得意な方じゃないですし、気持ちを伝えるのも上手じゃないので、その場その場の対応になっていたなーと反省しました。
    いまだったら、恥を忍んで、
    「〇〇(妻)の負担を軽くしたくて家事をしたいけど、やり方が分からない時は教えてほしい。あと一回で覚えられないかもしれない」って正直に言いたいなと。言えるだろうか笑

    おいおいって思われると思いますが、そうやってお互いの気持ちと家事の完成度をすり合わせていけたらいいですよね。

    あとは、自分で完結できる家事を増やすのも作戦のひとつです。
    例えば、妻が子供と寝落ちしたあとの、リビングのおもちゃの片付け、掃除、翌日の保育園の用意とか、ひとり静かにできる家事を責任を持ってやることにすると、実際分担にもつながりますし、段々自信が持てるような気がします。

    家事の完成度=結果だけを評価する関係だと段々ギスギスしてしまいそうですもんね笑 その裏にある、妻を想う気持ちベースで伝わったらお互いハッピーになれるんじゃないかなーなんて、まえっちさんの記事を読みながら思いました。「その2」も楽しみにしてます!!

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