ワンオペ育休パパにとってのママ友パパ友

「ママ友」「パパ友」

私にとってどういう存在?
どうやってつながることができた?

自分のワンオペ育休生活を振り返りつつ、
同じ育児に奮闘する仲間、ママ友パパ友について考えてみたいと思います。

私がワンオペ育休を開始した2020年4月。
新生活が始まってまもなく、コロナの緊急事態宣言が発令されました。

生後7ヶ月の娘と2人。
最初はかわいい娘と過ごす時間に幸せを感じたものです。

しかし、家事育児を全て一人でこなすという慣れない生活・・・

しかも娘はこの頃から意思表示がはっきりしてきて、
一生懸命つくった離乳食も食べないときは頑として食べませんでした。

お皿をひっくり返され、ギャン泣きされ(笑)

「えっ??こんだけしか食べないの??」
「この量って栄養足りてる???」

と、一人不安な毎日を過ごしていたように思います。

もちろん食べてくれたときはこの上ない喜びです。
娘に「ありがとーー!!!!」と叫ぶ日もありました(笑)

この育児の不安や悩みに加えて、

社会からの孤立感が私には何とも耐えがたい敵だったように思います。

仕事をしていると、
誰にも話さない日なんて無いわけで、
いつも学校の生徒らと楽しく会話し、授業し、他の先生方とも仲よく談笑する。

働くということ、社会に出るということは、
紛れもなく人と関わりを持つことだったんだと気づかされたわけです。

あの有名な福沢諭吉も、「社会」という言葉が無い時代に、
同じような意味で「人間交際」という言葉を使っていました。

人間が交際することで社会は成り立つのですね。
人間は「社会的存在」とも呼ばれるとおり、
社会の中で、人間関係の中でしか生きていけない生き物なのです。

そういう意味では、
ワンオペ育休開始当初は社会から隔離され、
私と娘2人(ある意味最小単位の小さな社会)で悪戦苦闘していたのです。

そんな私に異変があったのは5月~6月。
原因不明の嘔吐に悩まされていました。

病院ではストレス性の胃腸炎と言われ、
慣れない主夫生活に知らず知らずのうちにストレスをため込んでいたことを自覚しました。

体重も減る一方でしたが、
否応なく家事や育児は目の前に山積みで、
ひたすら頑張るだけのなかなかつらい日々を過ごしました。

妻にも相談はしましたが、
どこかで仕事に専念してほしくて強がった自分もいたでしょうか。

そんな私はついにあることを決心します。

緊急事態宣言が解除されたタイミングで、
まさに「社会」に飛びだそう!!と思い立ったのです!

これは何より娘のために。

娘も人間。

たくさんの人間関係の中で育つ方が良いはず。

その一心で、
ベビースイミングに通いつつも、
もう一つの居場所、「公園」にほぼ毎日通うようにしました。

とうとう「公園」という多くのママさんがひしめく、
まさに「ママ達の世界」に飛び込んだのです(笑)

妻曰く、
「育休取得前、あなた絶対に公園に行かない!って豪語してたよね(笑)」と。

私そんなことを言ってたのですね。笑
しかし人は追い込まれればやるもんです。笑

でもやはり、その発言くらいには身構えていたのも事実です。

「ママさん同士のつながりがすでに出来上がってるんだろな…」
「どうせ公園でも孤立する運命か…」

そんなことを考えながら初めての公園に行きました。
まず、公園に行くや否や、
私は積極的に他のママさんに関わろうとしました。

全ては娘のために。

中学校教員という仕事をやっていて本当に良かった。
ママさんたちと話す。
私にとっては案外、これが日常です。笑

そしてママさんたちも育休パパという珍しさもあってか、
ものすごく興味津々に、そして優しく接してくれました。

そして結論から言うと、
公園に来ているママさんたちも、実は私と近い感覚で公園に来ていることが徐々にわかってきたのです。

①まずは我が子を遊ばせたい
②我が子を同じ年代の他の子たちと関わらせてあげたい
③自分も他の親とつながりたい

わたしは当初③は薄くて、
まずは我が子のために!と通っていましたが、

気づけば多くのママ友さんとつながることができて、
今となっては私自身にとってもこの関係が有り難かったなとしみじみ思うのです。

時には、
「育休取ってる佐伯さんですか??」
っていきなり言ってくれるママさんまで………笑

ほんとにたくさんのママ友さんとつながれました。

公園だけではなく他にも、
・ベビースイミング
・保育園のママさんコミュニティ
・地域の子育て支援センター

いろんなところで出会ったママ友さんたちと、
談笑したり悩みや不安を共有したりしました。

お茶会もしました。笑

その中で、

・他のお子さんも同じように離乳食を食べないことがわかったり、
・よく食べるレシピを教えてもらえたり、

そして何よりただただ人と話せるというこのつながりに、
助けられた気がします。
ただ、会って話すだけで、
育児がふと楽になる気がしたんですよね。

一方、SNSでもたくさんのママさん、パパさんと繋がれました。
これも今の時代の大事な人とのつながりです。

このゴレンジャーも大切な居場所。

育児セラピストをほぼ同時期に取得した偶然
協会の皆さんから座談会にお声かけ頂いた偶然
そしてこうやってブログをつないでいる必然

我が子のために!自分のために!
そう思ったパパたちが集まっているのだから、
この帰結は必然でしょうか。

公園で出会ったママ友も、
SNS上のママ友・パパ友も、

みんな我が子のために、自分のためにと奮闘する同志。

たぶん我が子のために、自分のためにと必死になって行動した帰結として、
気づけば周りに大切なママ友・パパ友がいた。

私にとってのママ友・パパ友の作り方ってあえて説明すればこんな感じなんだろうなと。
だから作るもんじゃなくて、気づけばできているものなんですよね。

そしてそんな方々に支えられて、
原因不明の嘔吐もすっかりなくなり、
元気にワンオペ育休1年を走り抜けられたのかなと。

そしてそして、
こう書いておきながらも、
やはり育児の最大の同志は妻なんですね。

仕事をしながらも影ながら私の育休をサポートし、
何より育休にチャレンジする機会をくれた妻に最大限の感謝です。

今現在私は育休から復職しましたが、
いろんな方面からいろんな声をかけてもらえます。

先日父の日には、株式会社明治さんのプレスリリースの一部を書かせて頂きました。
近々また一つご報告したいこともあります。笑

是非これからも、人と人との大切なつながりの輪の中で、
我が子を育てていけたらと思います。

このつながりに感謝!

ではでは!!

投稿者プロフィール

ゆーでぃー
ゆーでぃー
中学校社会科教師→小学校教師。1年のワンオペ育休を経験。育児セラピスト。NHK『すくすく子育て』『未来スイッチ』出演。
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投稿者: ゆーでぃー

中学校社会科教師→小学校教師。1年のワンオペ育休を経験。育児セラピスト。NHK『すくすく子育て』『未来スイッチ』出演。

「ワンオペ育休パパにとってのママ友パパ友」への2件のフィードバック

  1. ゆーでぃーさーん!
    今回も素敵なブログ、ありがとうございます!

    一番印象に残ったのは、ゆーでぃーさんがストレス性の胃腸炎になられたとき、
    「妻にも相談はしましたが、
    どこかで仕事に専念してほしくて強がった自分もいたでしょうか。」
    のところです!

    優しいゆーでぃーさんがたくさん伝わってきました!そして、世のママ達も、パパさんに仕事に専念してほしくて強がってくれてるんだろうなってことも思いました!我が妻も自分のことを思って強がってくれてたんやろうなって思います!そう考えたらまたまた感謝の思いが溢れまくってきます(ToT)笑。

    社会から孤立。。。

    福沢諭吉さんの言葉も引用しながらナイスです!!!

    「パパ友」や「ママ友」は孤立から脱する大きな存在ですね!!!(≧∀≦)

    夫婦の関係も、パパ友やママ友のお陰でより良くなることも多い気がします!!!

    株式会社明治さんのプレスリリースの話も気になります!!!笑。

    これからも、人と人との大切なつながりの輪の中で子供達を育てていきましょーーー!!!

    いつもありがとうございます!!!ゆーでぃーさんのブログのお陰で、たくさん幸せな気持ちになりました!!!

    感謝です!!!!!

    早くオフラインでお会いしたいです♪笑。尼崎の居酒屋で一杯できる日を、心底楽しみにしてまーーーす!!!(o^^o)

    1. ゆういっちんさん

      コメントありがとうございます!!

      やはりパートナーには強がっちゃう自分もいました。
      だからこそ意外とママ友パパ友との会話に本音が出たりするんですよね笑

      そういう意味でも、ママ友パパ友を本当に大切にしたいなと思って書かせて頂きました!!

      尼崎の飲み屋!笑
      ぜひぜひ!
      リアル飲み会、待ち遠しいですね!!

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