趣味の写真を活かした、プラスαのあるベビマ教室<br>インスタの発信力が集客のかぎ

3人のお子さんをお持ちの木村綾乃さんは、2021年にアタッチメント・ベビーマッサージインストラクターの資格を取得されました。
その後、子育てと両立しながら、元保育士の経験と、自分の好きなカメラを活かし「撮影つき」のベビーマッサージ教室を開いています。

そんな木村さんから現在の活動についてご報告をいただきましたので、ご紹介します。

ベビーマッサージ教室なら、自分の“好き”が活かせる

もともとは、保育士として0歳児クラスを担当していた木村さんですが、仕事と子育ての両立に悩む日々が続いていたそうです。

常に時間に追われる毎日のなかで、次第に「もっと自分の“好き”を活かした、子育てと両立できる働き方ができないか」と考えるようになりました。

そんななか、たどり着いたのが「アタッチメント・ベビーマッサージインストラクター」としての生き方。

趣味のカメラや得意の制作を組み合わせたベビマ教室を仕事にしたいとイメージが膨らみました。

オンライン・土日２日間で資格が取れる

「資格をとる際、土日の2日間、オンラインでとれるというのが魅力でした。子どもたちもいるので、なかなか時間をとることができないため、短期間でお家でとれるというのが、すごくいいなと思って、すぐにとろう！と決めました。」

とはいえ、「いざ資格をとって、教室を始めたとして、ずっと続けていけるのか」との不安もあったといいます。

「他の協会だと年会費がかかるところもあったので…。ここは、年会費がかからないことで『たとえうまくいかなかったとしても、やるだけやってみよう！』と前向きになれました。」

小学生の子どももお気に入り

資格を取得後、木村さんは、ご自身の3人のお子さんたちにもベビーマッサージをやっているそうです。

「3人それぞれに好きなポイントが違って、小学生の子は足の裏のマッサージをすごく喜びます。それがいい触れ合いの時間になるので、自分の教室でも、お兄ちゃんお姉ちゃんたちにも、ぜひやってあげてねと伝えています。」

月ごとにテーマが変わる記念撮影が大人気

木村さんの教室は、前半に、ふれあい遊びやベビーマッサージを行い、後半に写真撮影会、お茶とお菓子を食べながらのママたちのおしゃべりタイムという流れになっています。

なかでも、月ごとにテーマが変わる写真撮影会は、「かわいい写真を撮ってもらえる！」と楽しみにしている方が多く、教室のリピートにもつながっているといいます。

「参加者の半数がリピーターです。毎日接していると見過ごしがちな我が子の成長をここに来るたびに実感してほしいと、写真はもちろん、前回から成長した点を具体的にお声がけするように意識しています。」

撮影した写真データは、公式LINEから参加者それぞれに50枚ほどをプレゼントしているそうです。

　 　

新規のほとんどは、インスタグラムからの申し込み

教室の集客には、インスタグラムの有料広告を月に数日間だけ利用しているといいます。

「広告費は、月に千円もいかない程度。教室から半径数メートル以内にお住まいの方、主婦層など、ターゲットを絞り込み、対象者にだけ指定した投稿が表示されます。そこからお申込みにつながることが多く、『インスタを見て』という新規の方が圧倒的に多いです。」

そのほか、既存の参加者がプレゼントした写真をタグ付けして投稿、それを見て気になったお友達を連れてくるケースも多いそうです。

コロナ禍でも活きる、自宅教室の強み

木村さんの教室は、ご自宅で行っているため、最大で４組までと決めています。

「自宅なので、テーマ撮影のセッティングも事前にできますし、教室後に、離乳食を食べさせたい、もう少し遊ばせたいといったリクエストにも柔軟に応えることができます。」

さらに、コロナ禍での不安をよそに、月に８回程度の教室が満席になることが多いといいます。

「よく皆さんがおっしゃるのは、自宅で子どもと二人きりはしんどい、かといって、不特定多数の集まる公共の施設は躊躇してしまう、どこかに行きたいけど、どこにも行けないと。」

徹底した感染対策や、直前キャンセルをOKにすることで、そうしたニーズをうまくくみ取り、運営に活かされています。

　

「自分のペース」で、これまで通りに続けていきたい

お子さんの長期休み中は教室もお休みにされている木村さんですが、今年はインスタグラムを通じて依頼があり、８月に児童館でのベビマイベントを担当されたそうです。

「今後、挑戦してみたいことは色々あるのですが、家事も育児も余裕をもってできるいまの形を続けていくのが、自分にとっては一番かなと思っています。」

木村さんのご活動の様子は、インスタグラムからもご覧いただけます。