触れることを通してママにも子どもたちにも幸せでいてほしい<br>子育て支援講座などでベビーマッサージを担当

元保育士の松元美沙さんは、福岡県宗像市で子育てサロンとベビーマッサージ教室を行う「にこにこ」として活動しています。
ご自身も１歳になるお子さんの子育てに奮闘中の現役ママさんです。

そんな松元さんから現在の活動についてご報告をいただきましたので、ご紹介します。

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自宅で少人数のベビマ教室からスタート

松元さんは、2021年夏に「アタッチメント・ベビーマッサージインストラクター」の資格を取得されると、すぐに活動を始められました。

ご自宅で開いたベビーマッサージ教室では、コロナ禍で地域の子育てママと知り合うきっかけが激減し、寂しさを抱くママたちにたくさん出会ったといいます。

「コロナ禍でも地域のママたちをつなげることはできないか？少しでも息抜きをできる場所をつくれないか？」

そう考えた松元さんは、ベビーマッサージ教室に加えて、ご自宅で少人数の子育てサロンも始められたそうです。

宗像市後援の子育て支援講座などでベビーマッサージを担当

さらに、松元さんの活動は広がっていきます。

現在では、お住いの宗像市内で場所を借りて、月に１、２回のペースでベビーマッサージ教室も開かれているそうです。

「最近は、声をかけていただき、地域のママが主体となって活動する団体でのワークショップのなかで、ベビマ教室を担当させていただいたり、宗像市が後援している全６回の子育て支援講座にベビーマッサージ担当で入らせていただいています。」とおっしゃっています。

ベビマを通してママも子どもも幸せになってほしい

松元さんが活動のなかで伝えたいことは、「触れることを通して、ママにも子どもたちにも幸せでいて欲しい」ということ。

松元さんは、ベビマを通して、赤ちゃんの欲求や気持ちを感じとり、応答的に対応していくことの大切さをママたちへ伝えています。参加されているママたちの様子を「だんだんと赤ちゃんの気持ちがわかるようになり、そうなると子育てに自信を持てるようになっていく」と感じるといいます。

ママたちからは、ベビマを通して「子育てがしやすくなった」といったお声をいただいているそうです。

「アタッチメント」をわかりやすく伝えたい

松元さんは、ベビマ教室で「アタッチメントをわかりやすく伝えたい」と、当協会でも昨年の全国大会で特別基調講演を行っていただいた遠藤利彦先生の著書やYouTubeでの講話を参考にされているといいます。

「安心感の輪」のお話をよくされているそうです。

オンラインでのお話会も実施

さらに、松元さんはリピーターの方を対象に、Zoomを使ったオンラインお話会にも挑戦されています。

お話会では、テーマを設け、そのテーマに沿った松元さんのお話と、それを受けて参加者のみなさんで意見交換をされたそうです。

今回は、「アタッチメントと子どもの心をどう守っていくか」というテーマで、松元さんがエリクソンの発達・成熟段階を学んだなかで感じた、「子どもが愛してほしいように愛することが大切」ということを、参加者のみなさんと共有し、それに対するそれぞれの感想や「これからどう子どもと向き合っていきたいか？」といったお話をされたといいます。

ご参加された方からは「子どもと向き合うために、自分の子育てを振り返り考えるいい機会になった」「自分に自信がついた」といった感想があったそうで、松元さんも「開催してよかった」と感じられたそうです。

元保育士、現役ママ目線の企画が好評

場所を借りて行うベビマ教室は、元保育士にして、現役ママ目線での教室運営で順調に軌道にのってきているといいます。

今年３月は２回開催予定だそうで、４月からの入園を控えた方たちの「お見送り会」を計画し、ほぼ満員のお申込みをいただいているそうです。

一方で「周りのママ友が育休明けで職場復帰してしまい寂しい」という声もあるそうで、そんなママたちのための居場所づくりとして、保育士の経験を活かして、遊びを取り入れたクラスもお考え中とのこと。

ママたちがつながり合う場をつくり、アタッチメントを伝えていきたい

「ママたちが自分の子育てに自信を持てるようになって欲しい。自分を信じて、自分なりの子育てを楽しめるようなお話を、活動の中でお伝えできたら幸いだと思っています。」

活動を始めた当初に抱いた「孤独を感じて子育てをされている方が多い現状を少しでも変えたい。」その思いを原動力に、これからも松元さんの活動は続いていきます。

松元さんのご活動の様子は、こちらからもご覧いただけます。
▼子育てクラブ「にこにこ」インスタグラム
https://instagram.com/nikoniko_munakata