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今年のテーマは「再発見」

今年の全国大会も、東京のアタッチメント・アカデミアから、対面とオンラインのハイブリッドでお送りする予定です。この型は、withコロナ・afterコロナにおいては、スタンダードとなりそうです。

コロナも出口に向かっている予感

さて、コロナ禍も3年目に入りました。はじめての緊急事態宣言が、はるか昔のように感じられます。それほどに、この3年は、いろんなことがありました。2019年までと2020年以降では、世界中で全く違うルールが課され、常識も変わりました。そんなコロナ禍も、出口が見え始めたようにも思います。

この原稿を書いているのは、GW明けの5月中旬です。世間の空気は、コロナの規制を少し緩和しても良いのではないか、という方向に向かっています。屋外でのマスク着用見直しの声も出ています。子育て支援の現場でも、オイルを注文する人が増えており、ベビーマッサージ教室を再開したという報告を全国各地からもらっています。まだまだ慎重論もありますが、少しずつ元に戻る方向に進みつつあるのではないでしょうか。

「触れること」の大切さを、あらためて痛感させてくれたコロナ禍

コロナは、アタッチメントに関して、わたしたちに大事な問いかけをしました。

わたしたちは「たがいに触れあう」ことを禁じられた時、心が、理由もなく不安にさいなまれることを経験しました。「触れる」という当たり前が、いかに大事なものだったのかを知りました。

保育士さんは、触れ合うことを禁じられて、園児が不安定になるのを感じたのではないでしょうか。園児に触れてあげたとき、抱き上げたとき、触れることは安心であり、幸せそのものなのだと、あらためて再発見した方は、多いのではないでしょうか。

ベビーマッサージ教室を再開したとき、お母さんも赤ちゃんも、安心して幸せな表情になっていく様子をみて、あらためて自身の教室の価値を再発見したインストラクターも多いでしょう。

こうして「触れる」というとてつもなく大事な価値に再び気付けたとき、わたしたちは、その価値を以前とは比べ物にならないくらい大きなものとして受け止めることができました。

“大事なもの”を再発見する

コロナによって、制限されたり、禁じられたりしたことの中には、決して失ってはいけないものがありました。失ってみて、“それ”がどれほど大事だったかに気づきます。気づいて再発見できたとき、“それ”は、以前とは全く違って見えたはずです。わたしたちは、日常のなかで、“大事なもの”を忘れてしまったり、見過ごしてしまったりします。心が荒んでしまっても、やっぱりそのことに気づきません。どれだけ価値のある“大事なもの”でも、見過ごされてしまっては、その効力は発揮されません。

そうして“あたりまえ”のなかに見過ごしてしまった“大事なもの”を、コロナは再び思い起こさせてくれました。

“それ”を丁寧に拾いあげたら、その価値は以前よりももっと価値の高いものとして再び見出せます。だから、今年のテーマを『再発見』にしました。

みんなで、あらゆる価値を「再発見」しませんか。

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会
代表理事廣島大三

11/12
(土)
10:00-18:00

全国大会 特別開催

育児セラピスト2級(前期課程)

いま、「育児の専門家」が必要とされています

保育や看護、出産、子育て支援、各種教室をはじめ、歯科医院、小児科医院など、親子と関わる仕事をされる人にとって、「育児」や「発達」「アタッチメント」における一定以上の知識とそれを伝えるスキルは、今や必要不可欠なものとなっています。

これらを体系的に学び、「育児の専門家」として、親子を導きサポートする人材としての資格が『育児セラピスト1級』です。『育児セラピスト前期課程(2級)』は、その基礎的内容を修め、後期課程(育児セラピスト1級)に進んで、育児の専門家として子育て支援の現場で活躍するための第一歩となる講座です。また、アタッチメント・ベビーマッサージ、あそび発達、アタッチメント食育、アタッチメント・ヨガの各『インストラクター養成講座』に進んで、親子教室を開校するための第一歩でもあります。現在、保育士、看護師、助産師、保健師をはじめ全国に5000人以上が、この講座を第一歩に、育児セラピストや親子教室インストラクターとして活躍しています。

『育児セラピスト』について詳しくはこちら

全国大会 シンポジウムに、
無料でご参加いただけます

2日目に開催されるシンポジウムに無料でご招待させていただきます。

シンポジウムでは、当協会の資格を持っているインストラクターや育児セラピストと直接話して情報交換をしたり、資格取得後にどんな活動をしているのか聞くことができます。

各種インストラクターに昇格される際に
受講料が割引となります

育児セラピスト前期課程(2級)を修了された方が下記の講座をご受講される際に、育児セラピスト前期課程(2級)受講料分(77,000円・税込)を各種インストラクター養成講座の受講料より割引させていただきます。


11/13
(日)
10:00-16:00

シンポジウム "年に一度の育児セラピスト交流会"

「再発見」~あたりまえに光をあてる~

基調講演

寺下 謙三先生
『命より心』を再発見する

育児セラピストから12年経ち、13年目を迎える今年2022年。わたし1が指針とする12年サイクルで言うと、次のサイクルの始まりの年。このタイミングで、育児セラピスト講座のリニューアルを決めました。それにともない、メインコンテンツのひとつである、寺下謙三先生の「命より心」を刷新します。12年経ったいま、寺下先生が感じていること、興味を持っていること、懸念されていることを盛り込みながら、変わらない本質はそのままに、「再発見」を試みようと思います。

12年前の社会では、お医者さんが「命より心」と正面から言い切ったのは、センセーショナルでした。当時は、「体の健康」は謳われても、「心の健康」の重要性は、まだ一般に定着していませんでした。 育児セラピストは、そこに切り込んだ講座でした。これを力強く後押ししてくれたのが、寺下先生による「命より心」の講演でした。だから、この講演ビデオが標準教材となり、その内容をディスカッションすることをカリキュラムに入れたのです。

この講演は、われわれ育児セラピストが直観的に感じていた社会への、子育てへの懸念を言語化し、問題提起してくれました。そして、ディスカッションをとおして、今後の展望を与えてくれました。ビデオを観た受講生から「この講演をぜひ生でお聴きしたかった!」という声を、これまで多数いただいてきたのは、このような背景があったからに他なりません。

講演内容は、本質を扱っていますので普遍的です。100年前も、100年後も変わらないものです。一方で、この12年を経て、われわれの社会環境が大きく変わっていることも確かです。いまやメンタルヘルスという言葉が一般化しているとおり、「心の健康」は、「体の健康」にも増して重要視されています。心理を題材にした一般書籍が多数出版され、テレビ番組が制作され、12年前とは比べ物にならないくらい注目されています。12年前の懸念は現実のものとなり、心の病は、年々増加の一途をたどっています。

こうした社会の変化を、どう捉えるのか?当時、子育てにおいて懸念したことが現実となった現在、子育てにどのような展望を持つのか?スマホやゲームなど、子どもの脳の発達にとって歓迎できないものが溢れる現状に何ができるのか?こうした現在の子育て環境は、寺下先生にはどう映っているのか?

今回の育児セラピスト講座リニューアルに際して、「命より心」の講演を、現代の社会環境、子育て環境に重ねてアップデートして、寺下先生に提言していただこうと考えました。題して「命より心2022」です。

12年前は、寺下先生の生講演は、育児セラピスト1級(後期課程)講座・東京会場の第1期受講生だけに限定して行いました。

今回は、すべての育児セラピストに、この「命より心2022」の講演だけでも聴いていただきたいと考えています。そこで全国大会シンポジウムの基調講演として、みなさまにお届けすることにいたしました。この講演を生で聴く機会は、今回が最初で最後となります。以降は、育児セラピスト1級(後期課程)講座の受講生のみが、ビデオ視聴で聴ける内容となります。

対面もオンラインも、当日の生視聴のみ、後日の動画視聴は予定しておりません。
ぜひお見逃しなく!

寺下 謙三先生 プロフィール

1978年東京大学医学部卒業
心療内科医、医療判断専門医、内科医

心療内科学、脳神経外科学、一般内科学、老年病学を専攻
医学・医療の総合コンサルタント、プロデューサー

寺下医学事務所 寺下謙三クリニック 院長

主要著書等
『標準医療』(日本医療企画)
『主侍医制度』『プライベートドクターを持つということ』(共に同友館)
『医者の心患者知らず』(リヨン社)
『健康になる本」(教育書籍)』

共著に『子どもの不安症』(評論社)『強迫性障害』『食べられないやめられない摂食障害』『情報・知識imidas』(集英社)「健康」欄 等

優秀実践者による活動発表

この原稿を書いている時点では、発表者はまだ決まっていません。今年は、どんな話が聞けるのか、わたし自身とても楽しみでなりません。

実践発表には、いつも発表者の視点で紡がれた物語があります。さまざまな登場人物が描かれ、出来事やアクシデントをとおして主人公が成長してゆきます。それを聴くだけでも、とても勉強になります。刺激になります。

さらに、これは「発表を聴く」機会であると同時に、みなさん一人ひとりが「これまでしてきた実践を言葉にして振り返る」機会でもあります。みずからも実践報告をした人が、他者の発表を聞くと、その人の物語がより深く、よりリアルに、より実用的に伝わります。

これまでの活動の区切りや振り返りとして、そして、これからの展望を描くため、「実践報告すること」は、この上なく大事な役割を果たしてくれます。言葉にしてまとめた時点で、大きな意味が立ち現れます。

さらに、それを発表という形で大勢の人にアウトプットする機会を得ると、何かのスイッチが入ったかのように、自分のまわりの状況が動き始めたり、必要な情報が入ってきたりします。実践報告には、そんな奥深い世界観が存在します。

これまでの発表者をみてきて、断言できます。

実践報告をしたことのない人は、ぜひ今年やってみてください。書くだけで、すでに大きなものが得られます。いまやっていることの価値が実感できます。そして、次にどこに進みたいのかという展望が見えてくることと思います。

報告をしたことのある方は、“その後”をつづってみてください。物語のつづきです。すると、自分が確実に前に進んでいることが実感できます。点と点は線でつながり、明確な展望が浮かび上がります。

今年はぜひ、実践報告の段階から参加してみてはいかがでしょうか。

育児セラピスト全国交流会

交流してる画像

毎年恒例のランチを介した「おしゃべり会」です。対面で会場に集った方たち、オンラインで参加の 方たち、それぞれ6 ~ 8 人くらいのグループになって、お互いの近況や、いま取り組んでいることなど、自由に話をする場です。この場から、その後につながる関係性が、毎年生まれています。

何もなければ、講座を修了すると、その後の仲間との接点は途絶えがちになると思います。全国大会は、講座を修了された方たちが、再び集い、しゃべり、刺激を受け、つながり合い、新しい関係をつくるための場です。

たまたま、同じグループになった人は、そうなる縁でつながっている人です。何かしら意味があります。ランチ交流会は、その入り口です。じつは、このあとにおこなわれる「お悩みスーパーバイズ」につながる導入の役割も担っています。

お悩みスーパーバイズ 2022

交流してる画像

これは、もはや恒例となりました。参加者のみなさんとの共同作業によって、毎年、大きな展望と価値を投げかけてくれる大事な取り組みとなっています。

「お悩みスーパーバイズ」では、お互いの悩みに向き合います。大事なのは、ここで作られる場が、 “安心安全の場”であることです。実は、そのような場が出来上がることこそが、得難い価値だと考えています。

全国大会のように、同じ思い、同じ志をもって、同じ学びを共有している仲間同士が集う場だからこそ、“安心安全の場”が形成できるのです。そのような場で、悩みを他者に打ち上げる、他者の悩みを聞く。いろんな人の、いろんな考え方や捉え方に触れる。それは、その人によって、刺激であったり、新たな気づきや解決であったり、あるいはセラピーになったりします。

ある人は、刺激をもらうことで、なえかけていたモチベーションに再び火が付くかもしれません。やりあぐねていたことの解決策を得る人がいるかもしれません。気落ちしていた心が、癒されるかもしれません。同じように悩んでいる人に出会い、「自分だけじゃなかった」と背中を押されるかもしれません。

わたしは、ここで、スーパーバイザーの役を、毎年させていただき、いつも感じています。ここでの「やりとり」が、わたしにとっても、みなさんとの関係性を深め、先の展望を持たせてくれ、心を和ませんてくれる時間となっています。同時に、参加者のみなさんにとっても、そのような時間となっていることを実感しています。

まだ、参加したことのない方は、ぜひ今年それを確かめに来ませんか?

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