協会設立趣旨

廣島大三

近年、脳科学の分野において、胎児期から3歳までが、人間の一生で脳がもっとも急速に発達する時期で、この時期における育児環境の質の良し悪しが、脳の組織と機能に深い影響を及ぼすことが顕著になってきました。

一方、虐待やネグレクト(育児放棄)、一貫しない育児方法、いつも異なる世話人など、育児環境の悪化が深刻化しています。

そのような育児環境の悪化による、愛着障害は、いまや社会問題となっています。同時に、心理カウンセラーや、精神科医の助けを必要とする子どもが増えていることも事実です。

一方、学校生活においては「いじめ」の問題が深刻かつ複雑な事態を招いています。対人関係や対人理解の未熟な子供たちが起こす「いじめ」などの問題と、児童虐待やネグレクトといった子供の養育とそれに関した社会問題は決して無関係ではありません。

他方で、現代の少子高齢化の日本では、地域のなかで孤立し、子供を生み・育てることに対して不安を抱いている女性は増えてきています。

子どものことを愛したいのに愛せない、愛し方がわからないという親も、増えています。

このような状況の中で、今現在、問題を抱えている子どもや親に対するケアは、心理カウンセリングや精神科、臨床心理の分野などにおいて、行われています。

しかし、こうした状況を予防するための受け皿は、残念ながら十分ではありません。問題は増え続ける一方で、そもそも「子どもたちが心を病んでしまうことなのない、もしくはそのような問題に対して解決能力を持った家庭環境と親子関係」を作っていくことが、社会に求められています。

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会は、「子どもたちが心を病んでしまうような状況」を作らない家庭環境と、親子関係を研究、指南して、「愛情豊かで、健全な家庭環境と親子関係の育成」と「そのような家庭で、子どもたちが健やかに育ち、未来を創造力豊かに切り開いていける社会」を目指します。

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会
代表理事廣島大三

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