優秀実践発表②:元キャリアママが取り組む子育て支援のカタチ

ふたり目の優秀実践者は、子育て支援部門で受賞された広島県の宮河由美さんです。バリバリのキャリアウーマンで、子どもを産んだ後もキャリアママとして、フルタイムで仕事をしていた宮河さん。そんな彼女に転機が訪れます。

子育ての頼みの綱だったお母さんの急逝

フルタイムで仕事をバリバリこなす宮河さんにとって、子育ての頼みの綱だったお母さん。ある日曜日の夕方、救急搬送されたお母さんは、そのまま目を覚ますことなく、お亡くなりになられました。
 その数日前のお母さんの言葉・・・
「仕事をがんばるのも良いけれど、子育てはいまが大切だよ。これから10年今の仕事を続けて10年後に後悔しても遅いんだよ」
 いまも、心のなかに大切に残るこの言葉。そんなお母さんの思いにこたえるために、宮河さんは仕事をきっぱり辞めて、専業主婦として子育てに専念します。そして、不妊治療に取り組んだすえに、長女の出産から8年をあけて第二子の出産。
 赤ちゃんを目の前にして不安が募ります。お母さんは、もういません。それに加え、「“小さいお母さん”になってくれるだろう」と期待していたお姉ちゃんは、激しく赤ちゃんがえり。

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