オンライン座談会 第一部:初期の優秀実践者とともに振り返るこれまでの10年

会場からの質問

園でのベビーマッサージ導入の件については、会場からの質問もありました。

「ベビーマッサージの良さを理解しているし、導入していきたいと考えています。わたしのように、企業型保育園の雇われた園長であったり、保育士の立場だと、園で導入する際に、理事長や経営者からの理解が得られるかがハードルになります。この点についてアドバイスをいただきたいです。」

これについては、野﨑さんが園長として、安原さんが保育士として、園にベビーマッサージ教室を導入されています。お二人の話をまとめると、理事長は、園の経営面でのメリットや、長い目で見た園の運営の視点で、導入を賛成してくれたようです。

ベビーマッサージ教室の導入によって、お母さんとの関係性が深まり、それによってモンスターペアレントが生じないことや、入園希望者が増加するといった経営面や運営面でのメリットを伝えることで、話が通りやすくなります。あるいは、子育て支援事業に対する市からの助成金がある場合は、予算面でも導入のハードルが下がります。そうなると、園にとってやらない理由がなくなります。

園長さんや保育士さんがベビーマッサージの良さや重要性を伝えるだけで、理事長が納得してくれるとは限りません。実際、野﨑さん、安原さんの園でも、理事長が納得したのは、むしろ経営面でのメリットでした。こうした視点からプレゼンテーションすると、理事長や企業経営者の賛同は、より得やすいと思います。

オンライン座談会 第一部感想

オンライン座談会の第1部では、第一線で活動されている皆さんのお話や質疑応答のなかで、私が忘れかけていた支援の気持ちを思い出しました。ベビマ教室はいまはやっていないのですが、また再開したくなりました。(育児支援 愛知)

オンライン座談会では、昨年の春、受講させていただいてから思い切って「一歩」を踏み出したものの、そこからの展開が難しく…今回の座談会ではご活躍されている舞台も様々でしたが、皆さんそれぞれの場所での問題に対する対処法やアピールの仕方などを具体的にお話しいただけたことがとても参考になりました。(その他 愛知)

オンライン座談会の第1部は、インストラクターの資格をそれぞれに活かし、趣向を凝らしてご活躍されている様子を知ることができ、とてもよい刺激となりました。(看護師 東京都)

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