遊びを創造する遊び方・・・「メタ認識」(1)

先日「あのねっと」という愛知県児童総合センターが発行する機関誌の取材をお受けしました。
発達と遊びの専門家として、「遊び」と親の関わり方についてのインタビューでした。

遊びと言うのは、そもそも、月齢や年齢発達段階によって、個別に考える必要がありますので、基本的に、「遊び」を広くとらえて一般化することはできないものです。
ですので、私は例によって、大きく4つに分けて答えました。

「乳児期」(0~1才)
「幼児期」(1~3才)
「プレスクール期」(3~6才)
「学童期」(6~12才)

それぞれの遊びの中には、「発達の課題」があって、そこに取り組むことそのもが、楽しい遊びであるわけです。そして、それは、それぞれの段階で、全く別の営みをしますし、子どもの特性や心理傾向も違います。それは、個人差による違いとは別次元の、人間成長の観点からの違いです。

その違いについて話しはじめると、本題に入れませんので、それについては、過去のコラムで詳しく説明しているので、そちらを参照していただきたいと思います。

ここでお話したいのは、「違いはある反面、変わらない軸もある」ということです。先日、取材を受けて、インタビューに答えているときに、このことを改めて強く感じました。その「変わらない軸」とは何か?それは、私がよく口にする言葉で言えば
「遊び方を限定しない遊び」
「遊ばされるのでなく、遊びを創造する遊び」

ということで、おもちゃについて言えば・・・
「シンプルで、遊び方が決まっていないおもちゃ」ということになります。この考え方のおもちゃと対極にあるのが電子ゲームの類でしょう。

次回は、このことを、脳科学の観点から考えて生きたいと思います。

(後編へつづく)

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