子育ての中で、知っているだけで、心が楽になることがある

パパ大豆の高校の同級生で、社会人になってから、大学に行きなおした女性がいます。彼女は、心理学を勉強するために30歳を目前にして大学に入り、今は、大学院で研究を続けています。

パパ大豆が、発達心理学を勉強していることもあって、先日妻と共に、彼女に会って、いろんな話を聞きました。

彼女の研究課題は「Super Sensitive(スーパーセンシティブ)」の子どもについて。
「ベビーブック」のシアーズ博士は、こうした子どもを「感受性の強い子」と名づけました。一般には「育てにくい子」と認識されてしまうことも多いようです。彼女は、これを「敏感ちゃん」と呼んでいました。

実は、パパ大豆の上の娘のルカは、この「敏感ちゃん」です。ボク自身、ベビーブックに書いてある程度のことは認識していましたが、この日、彼女から、こと細かく「敏感ちゃん」の特徴を聞いて、その対処法なども聞いて、以前よりもルカのことが、もっとわかるようになりました。

そして、ルカの行動や態度の中で、「ちょっと他の子と違うな~」と思う部分を、ルカの個性として素直に受け入れられました。こういう対応をしてあげればいいんだ、というのもわかりました。

今までは、なんとなくしかわからなかった子どもの「特異性」「ちょっとした気難しさ」そうしたものが心理学によって、明確に定義づけされ、その傾向がわかることによって、今まで負の要素だと思っていた子供の気質や性格、性質を、個性として受け入れてあげられるようになります。
そして、それは、お互いの心が楽になることにもつながります。

その友人は、臨床心理の現場で、心に問題を抱える子どもや親のカウンセリングも、行っています。
そんな彼女の実感として、育児ストレスや愛着がうまく作れないと言った母子関係不和による問題や、子供の問題行動の多くが、こうした「考え方を少し変えるきっかけとなる情報を得る」ことや、心理学の初歩的な知識によって、解決することが多いそうです。

パパ大豆としては、こうした一般の育児の世界には、なかなか出てこない学術情報を、わかりやすい言葉で、お母さんやお父さんが、実践的に使えるように翻訳して、本の出版や協会の刊行物を通して、それらを伝えていくことを積極的に行いたいと思っています。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントを残す

このページの先頭へ