育児セラピスト全国大会が無事に終わりました Part1

 2010年12月4日・5日に、育児セラピスト全国大会が行なわれました。当協会にとっても、そして、私を含めた協会スタッフにとっても、はじめてのイベント開催でした。結論から言えば、想像していたイメージの100倍良いイベントでした。  主催者側が、こんなことを言ってしまうと手前味噌のようですが、そういうことではありません。参加者の方々の意識の高さ、知的好奇心の高さ、真剣さ、想いの熱さが、私の想像をはるかに上回るものだった結果、イベント自体が想像の100倍良いものになった、というのが正確な表現です。 day1-1.jpg  1日目は、スキルアップ認定講座となっていました。ここでは、新しい講座として、「AKMキッズマッサージインストラクター養成講座」と「AGMアタッチメントジムインストラクター(アタッチメント体操指導士)」の2講座のパイロット版講座を開講しました。初版のテキストの不備や誤植があり、受講生には、大変ご迷惑をかけてしまい、反省しきりでした。その点については、受講生のみなさまには、この場を借りて、深くお詫び申し上げたいと思っております。とは言うものの、講座の内容は、賞賛に値するものであったと自負しています。これも、手前味噌ということではありません。  といいますのも、今回の講座カリキュラムにおいては、私は、編集長のような立場で、全体の骨格をつくり、各メソッドと心理学の編みこみを行なったに過ぎず、核心の部分は、それぞれの専門分野の講師たちが作ってくれたものだからです。つまり、賞賛に値するのは、講師たちの功績そのものなのです。 day1-6.jpgday1-7.jpg  細井香先生(淑徳短期大学准教授、医学博士)のつぼ、症例別マッサージとその根拠の解説は、大変実践的で、ABMベビーマッサージの教室を卒業した親子が次に取り組むのに最適なものでした。 day1-8.jpgday1-5.jpg 続く大塚先生(アロマサロン リエゾン代表)のキッズマッサージは、発達段階にあわせた心の発達に対応したマッサージになっており、またオイルを使うやりかたから、オイルを使わないやり方、服を着たままのやり方など、状況や目的にあわせた多様な親子マッサージがあり、こちらも、幼児期の親子の営みとして大変有意義なものでした。 day1-4.jpgday1-3.jpg そして、竹内エリカ先生(日本キッズコーチング協会 理事長)のAGMアタッチメントジムでは、「探究心 ⇒ 行動 ⇒ 認知」 という子どもの「学びのサイクル」の理論に基づいて、それを運動科学の観点から親子体操の形に体系化したもので、心をを育み、知能を育む親子体操として、7つのベーシックな運動を3つのステップに分けた21の親子体操を、簡単で覚えやすい歌にのせて行なうものです。実技指導では、竹内先生ご自身の息子さんと共に行なっていただき、大変好評でした。このアタッチメントジムは、0~6歳まで対応しており、親子関係や子どもの自信を養い、想像力や探究心、知的好奇心といったもの育ててくれる営みで、竹内先生自身が、このAGMアタッチメントジムに、幼児教育における大きな可能性を見出しています。 day1-9.jpg  これだけの内容を、一日で修める日程でしたので、1日目の講座終了の折は、受講生の脳は、パンク寸前だったのではないか、講座に満足していただけただろうか、内容をしっかり腹におとしてもらえただろうか、といった不安を持っていました。しかし、そのような不安は、無用であったことを、翌日の午前の認定試験で実感させられました。多くの方が既に教室を運営されていたり、活動されている方であり、その上、意識の高い方たちばかりでしたので、認定試験の実技では、あれだけの内容を、しっかりと解釈し、見事なインストラクションを披露してくれました。「本当に、素晴らしい方たちばかりだ!」というのが、私の正直な、心からの感想でした。 day1-2.jpg  そんなこんなで、一日目の認定講座「AKMキッズマッサージインストラクター養成講座」と「AGMアタッチメントジムインストラクター(アタッチメント体操指導士)」は、無事に終わりました。  明日は、いよいよ本番のシンポジウムの話をします。

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