5つのワークで子育ての本質に向き合う

今年(2021年)の全国大会でリリースするスキルアップ講座「アタッチメント・ペアレンティング」では、5つのワークを予定しています。それらは、みなさんの教室で、お母さんやお父さんたちが取り組めるものでもあります。

「わたしの成り立ちを探る」ワークでは、どんな子育てをされて育って、親としてどんなことを大切にして子育てするのかを見つめてもらいます。

「持って生まれた性格を知る」ワークでは、あなた自身やパートナー、子どもが、生まれながらに持っている「素の性格」を解き明かします。

「10年を見据えた子育て方針づくり」ワークでは、どんな子どもに育ってほしいのか、どんな資質を育てたいのか、そのためには自分はどんな親になるのか、それらを描きます。

「人生の優先順位をみつめる」ワークでは、子育てを間違ってしまわないために、いつも一貫した態度や選択をするために、自分が大事なことの順番に向き合います。

「ライフプラン作成ワーク」は、アタッチメント・ペアレンティングの具体的な地図です。親の年齢、子どもの年齢、ライフステージを具体的に描いて、仕事・住まい・教育・学校・余暇についてプランを作ります。

これら5つのワークの背景は、それぞれアタッチメント理論や発達心理学、社会学、臨床心理学といった学術理論に基づいていて、すべてがアタッチメント・ペアレンティングというゴールにたどり着きます。

アタッチメント・ペアレンティング指導員」の活動イメージは、ここにあります。教室にきた親に座学による理論を伝え、それに対応したワークに取り組んでもらいます。参加者同士で、できあがったワークをシェアすることで、学びも刺激も上がります。そして、同じワークを宿題として持ち帰り、パートナーとともに取り組んでもらいます。

アタッチメント・ペアレンティング教室として展開するなら、6回講座を基本として、座学とワークを5回おこないます。6回目は、発表会として、夫婦で参加してもらい他の方とシェアします。

ベビーマッサージ教室のあと、20~30分の時間をつかって行うなら、座学とワークを2回にわけて伝えてもいいでしょう。その場合は、10~12回の講座となります。

たとえ、すべてに出席できなくても、座学の内容を補足して家でワークに取り組んでもらえば成立します。

できあがった、5つのワークは、親御さんにとって、” わが家専用に作られた”これから10年の子育ての「よりどころ」であり、「指針」であり「地図」になります。

「アタッチメント・ペアレンティング」は、子育てにおいて、必ずよい結果をもたらしてくれます。なぜなら、「人間が生きること」、「人が成長すること」そのものだからです。しかし、親としてこれをつらぬくのは、大きな信念と意志の力、それを支える自信と裏付けを必要とします。5つのワークは、信念と意志です。そして指導員のあなたと、あなたが伝えた知識は、自信と裏付けです。

「隣と同じ子育て」をしていれば安心の時代は終わりました。正確に言うと、そんな子育ては、最初から存在しません。
『子どもが、みずからの有能性を見つけて追求し、それを活かして自立する。』それを導くのが、これからの時代の子育ての“あたりまえ”です。それを応援する子育て支援をしませんか?

まだ、手を挙げてくれる親御さんは、ごく少数かもしれません。多くの親は、雑誌やマスコミが謳う「耳ざわりの良いネタ」や「心をくすぐるキャッチ―な子育て法」に流されるかもしれません。それでも、みなさんのベビーマッサージ教室に通う生徒さんのなかには、アタッチメント・ペアレンティングに共感してくれる方も、多くいると思います。

この状況は、わたしが15年前に、ベビーマッサージをはじめたときと同じだと感じています。違うのは、ベビーマッサージ教室やそのほかの教室が、われわれにはすでにあるということです。

2021年、アタッチメント・アカデミアから始まるこの新しい試みを、いっしょに始めませんか?

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