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1日目 スキルアップ資格講座

※ この講座は育児セラピスト 前期課程(2級)資格取得者が対象です。

アタッチメントで子育てを導く
指導者のための講座

こんにちは、日本アタッチメント育児協会の廣島です。今年も全国大会の季節がやってまいります。
(毎年同じことを言っています…笑)

今年のスキルアップ講座は、ずばり協会名にもなっている「アタッチメント育児」に、ストレートに切り込みました。講座名は、“ 育児 ” ではなく、あえて “ ペアレンティング ”としました。

「アタッチメント・ペアレンティング指導員」

今回の講座の大きなテーマは、「ペアレンティングとは?」という問いにはじまり、「アタッチメント理論でペアレンティングする」ところに着地します。ペアレンティングを訳せば “ 育児 ”。つまり、協会名にもなっている “ アタッチメント育児 ” の講座です。

ペアレントは「親」、ペアレンティングは「親をする」→「育児」というのが、訳語の背景です。ではなぜ、わざわざわかりにくい英語のままの ” アタッチメント・ペアレンティング ”としたのか?それは、「親」の視点を強調したかったからです

子育ては、20年をかけた縦断研究

ところで、わたくし事ですが、今年(2021 年)春から、末の娘が大学に入学し、長女に続いて一人暮らしをはじめました。学生ではありますが、自活をはじめたという点で言えば、私たち夫婦は「子育て卒業」をむかえたといってよいでしょう。今回、「アタッチメント・ペアレンティング」に取り組んだのは、わたし自身がこの節目をむかえたことも、大きく関係しています。

わたしは、講座に登壇するとき、いつも自己紹介でこんな話をします。「わたしは、二人の娘の子育てを、“20 年かけた縦断研究 ”として、取り組んできました。研究テーマは、『アタッチメント理論で子育てをしたら、子どもはどう育つか』です。」

被験者 2 名のプライベートな研究は、学術的には意味を持ちません。だからといって、単なる個人的な回顧録や体験談にするつもりはありません。2 例の比較によって、膨大な数の共通点と相違点が抽出できます。共通点は本質、相違点は個性と見立て、すべて検証します。これらを発達段階におけるテーマ(発達課題)とアタッチメント理論に照らして体系化すれば、実証的な子育て理論となります。どの親にも、どの子にも当てはまる、アタッチメントによる普遍的な子育て法です。

アタッチメント理論で育った子どもは有能に育つ

ところで、二人の娘は、20 年経ってどう育ったか?さきに結論から言います。

「二人とも(それぞれの分野で)有能に育ちました。」これは、わたしの娘たちだけの話ではありません。

『アタッチメント理論に基づいて子育てすると、子どもは有能に育ちます』

遺伝子とか、お金があるとかないといった親の事情。性格の違い、健常児だ、障がい児だといった子どもの特徴。そうしたことは一切関係ありません。これは、どの子どもにも当てはまります。ただし、親の思ったとおりに育てることはできません。有能性の分野は、親が望むものではないかもしれません。それもまた、アタッチメントの真理です

子どもは、みずからの有能性の分野に、自然とすすむ

同じ遺伝子、同じ子育て方針、同じ成育環境で育った二人の娘は、見事に違う分野にすすみました。これに関して、親がとやかく口出しすることはありません。それを、アタッチメントは禁じています。

ふたりとも大学に進学しましたが、選んだ分野は、まったく違います。しかし共通点もあります。二人とも、偏差値や有名大学から大学選びをしていません。たとえ第一志望でなくとも、自分らしくいられて、自分が誇れる大学を選びました。(もちろん、大学である必要性すらありません。)

親が邪魔や強制をしなければ、子どもは、みずから分野を発見します。そして、自分の意志でそれを極めると覚悟した時、その分野において有能性を開花させます。それが、アタッチメント理論による子育ての真理です。

「となりと同じ子育て」は、もう通用しない

これからの時代の子育ては、これまでのステレオタイプな価値観では成立しません。まわりの子どもと競っても、なにも意味はありません。次世代の子どもたちは “ みずから独自の有能性を見出し、発展させていける人材 ” に育つ必要があるからです。そのカギは、親です。多くの親は、このことに直観的に気づいています。しかし「どうすればよのか」がわからないでいます。

子育て支援をとおして、そうした親に「アタッチメント・ペアレンティング」を伝えることができたらどうでしょう。たとえば、ベビーマッサージ教室が終わったあとの時間や、子育て講座として教室のメニューに加えて、「これからの子育てで大事なこと」として伝える。そして、子育て方針やライフプラン、学校選びなど、アタッチメント・ペアレンティングを実践するためのワークに取り組む。プレパパ、プレママのための両親学級で伝えれば、最高のタイミングで子育てプランが立てられます。

アタッチメントは0歳からがイイ、でも何歳でも遅すぎることはない

われわれが子育て支援のなかで、アタッチメント・ペアレンティングを伝えるとしたら、何歳くらいの子どもの親を想定するでしょうか?その答えは、アタッチメント理論の基本どおり「誕生から」ということであり、その後「一生をとおして」になります。

つまり、0 歳の子どもが望ましい。もっと言えば、産前産後の親支援のなかで、妊娠期から伝えることができれば、いうことはありません。わたしたち育児セラピストが得意とするのは、就学前 0 ~6 歳とくに 0・1・2 歳ですので、講座としては、ここを想定しています。

しかし、何歳でも遅すぎるということはないのもアタッチメント。ですから、今回は、子育ての対象となる「子ども」すべてに対応しています。子どもが、小学生だって、中学生だって、高校生だって、知ったその時がタイミングなのです。

子育ての経験を活かしてアタッチメント・ペアレンティングを伝える

この講座は、すでに子育てをひと段落、あるいは卒業した方のこれからのライフプランをイメージしています。みずからの子育てを振り返って、良いことも、そうでなかったことも含めた経験や発見のもとに、次の世代の子どもを育てている親御さんに、アタッチメント・ペアレンティングを伝える。

このとき、経験則や感覚的にわかっているだけのことは、親御さんには伝わりにくいし、説得力も生まれません。だからこそ、この講座では、「伝える」ための言語、体系、理論、枠組み、社会背景を学びます。

また、子育て真っ最中の親が学べば、現在進行形の子育てを見つめなおし、明確な見通しを立てる最高の機会となります。その先、子育てがひと段落したら、伝える立場になることもあるでしょう。

なにを学べて、なにができる講座なのか

学校

では、具体的には、どんなことが学べて、何ができるのか。簡単に言えば「子どもが生まれてから成人するまで」の親としての方針や態度、考え方を含めた家族設計です。それをアタッチメント理論とともにひも解いてゆきます。

子育てとはなにか?
そのための夫婦関係とコミュニケーション、
幼児教育から学校選び(小学校・中学校・高校)、
親の役割と親子関係、家族のあり方、

これらを学んだうえで、アタッチメント・ペアレンティングのための子育て計画をします。その在り方は、アタッチメントがしめすとおり100人100 色です。人それぞれ、地域によっても、環境によっても、子どもによっても、すべて違います。たった一つの正解があるわけではない。むしろ正解など存在しない。だからこそ、体系立てられた知識と理論の枠組みをもって、個々に設計する必要があります。

さらに、それをひとりひとりの親が、具体的な子育て方針や家族設計に落とし込むためのワークをつくりました。これは、この講座を学んだ指導員がファシリテーションすることで完成します。さらにその後、運用する中で、子どもの志向や親の状況、社会状況にあわせて修正することで、アップデートできます。まさに、子育て支援をとおして、何年も親子とつきあう皆さんならではの取り組みです。

これは、むしろ子育ての本質であり、原点回帰です

この「アタッチメント・ペアレンティング」、一般的な子育てとは違う、特別な子育て法なのでしょうか?現代社会においては、ある意味そうなのかもしれません。それほどに、社会における子育ての “ 当たり前 ” が、画一的にステレオタイプ化してしまっています。

友だちがたくさんいる。英語ができる。プログラミングが得意。運動ができる。ピアノが弾ける。成績がいい。いい大学に入る。大企業に就職する・・・どれもそうなったら、親はうれしいかもしれません。果たしてそれが、“ 子育ての成功 ” なのでしょうか?

アタッチメント理論に聞けば、答えは “NO!” です。子どもが、みずからその道を選択し、深堀りする覚悟を決めた分野でなければ、その子にとっての “ 成功 ” ではありません。

「アタッチメント・ペアレンティング」は、とても本質的で王道で根本的な子育て法です。特別な子育て法ではありません。むしろ、子育てにおける原点です。現代の子育てにおけるステレオタイプや、親が一方的に子どもに期待する成功のカタチの方が、よほど異質な子育てなのではないでしょうか。

子育ての “ 成功 ” は、子どもが決めることです。子どもが、嬉々として打ち込む “ ある分野 ” に出会い、それをアイデンティティとする覚悟を決め、その道を信じて進む。すると、その分野でその子は、かならず有能性を発揮します。

それは、親の期待するものではないことの方が多いのです。わが子が、どんな道を選んでも、そのことを親が喜んであげられれば、親にとっての子育ての “ 成功 ” は、そこにあるのではないでしょうか。

これからの時代の子育てを、アタッチメントに託したい

今回の「アタッチメント・ペアレンティング指導員」は、子育て支援の現場で、そういう子育てを指南する人のための講座です。日本は、これまでとは違うフェーズに入っています。それは、人口減少と高齢化を背景とする困難な未来かもしれません。

わたし自身が、子育てを卒業して思うのです。そんな時代の中でも、“ 嬉々として人生を楽しめる人” に子どもを育てる。これからの時代は、そのような “ 本質的な子育て ” が必要とされます。いま子育てをしている一人でも多くの親たちに、それを伝えたいと、心から思うのです。個人的な体験談ではなく、誰にも、どの子にも当てはめることが出来る方法論として伝える。簡単なことではありませんが、もしご賛同いただける方は、ぜひ一緒に取り組みましょう。

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会
代表理事廣島大三

今年のスキルアップ講座は東京メイン会場、地方会場(大阪・名古屋・福岡)、オンライン会場のいずれかからお選びいただけます。

東京メイン会場

地方会場とオンライン会場をつないだ対面での受講となります。

地方会場

メイン会場のオンライン中継による受講となります。
ワークなどは現地にてファシリテーターが対面で行います。

詳しい場所はこちらからご覧ください>>

オンライン会場

zoomでご自宅からの受講となります。


2日目 シンポジウム

基調講演

アタッチメントの権威 遠藤先生に学ぶ
「乳幼児期におけるアタッチメントと非認知的な心の発達」

今年の全国大会シンポジウムは、先にもお伝えしたとおり「アタッチメント・アカデミア」のお披露目を兼ねています。コンセプトは「アタッチメントを伝える大人の学校」です。子育てや子育て支援、子どもの発達だけでなく、大人の発達、生き方、生涯発達といったテーマを、アタッチメントを軸に学ぶ場所です。

アタッチメント・アカデミアのお披露目で、何を発信しようかと考えたとき、最初に浮かんだのは、日本のアタッチメント研究の権威、遠藤利彦先生でした。

「その話、もっと聴きたい!」その思いを今年成就させたい

遠藤先生には、2017年の全国大会で講演していただきました。その講演のなかで、遠藤先生が「非認知スキルというのは、まさにアタッチメントです!」と言っていたことは、わたしには大きなインパクトでした。「この話、もっとつっこんで聞きたいなあ!」当時、そう強く思いました。このときの思いを節目の今年、成就させようと考えました。講演を依頼したところ、遠藤先生には快くお引き受けいただき、今回の講演が実現しました。

講演テーマは、「アタッチメントと非認知スキル」

 

そんなわけで、全国大会2021シンポジウムは、遠藤利彦先生の講演「乳幼児期におけるアタッチメントと非認知的な心の発達」からはじまります。このテーマで、アタッチメントと非認知スキルの関わりについて、じっくりと語っていただきます。

アタッチメントの権威は、これをどう料理するのか、いまからわたしも楽しみにしています。当協会でも、「あそび発達」の講座のなかで、このテーマに取り組んでいます。今回の遠藤先生のお話は、特に「ベビーキッズあそび発達」におけるわれわれの理解をさらに深め、内容を補完し、強い説得力を付け加えてくれるものになるはずです。同じことは、「発達支援」でも起こることです。

「子どもの有能性を見出す」コンセプトのその先!

 

さらに言いますと、今年のスキルアップ講座「アタッチメント・ペアレンティング」のコンセプト「子どもの有能性を見出す」、その核になるのが「アタッチメントと非認知スキル」です。その意味では、今回のスキルアップ講座をアップデートするきっかけがもらえる予感があります。そんな、(わたしの脳への)相乗効果も期待しています。

遠藤 利彦先生 プロフィール

東京大学教育学部卒業 東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学 博士(心理学)
現在 東京大学大学院教育学研究科教授
同附属発達保育実践政策学センター(Cedep)センター長
専門:発達心理学・感情心理学・進化心理学

【遠藤先生よりひとこと】
・特に親子関係・家族関係と子どもの社会情緒的発達との関連性に関心を持っています。

・赤ちゃんが特別な愛着を示す毛布、タオル、ぬいぐるみ等(漫画スヌーピーに登場するライナスが肌身離さず持ち歩いている毛布)の研究がきっかけでこの世界に入りました。

・これまで関東・関西地区の保育所の巡回相談活動、全国の保育士・幼稚園教諭および家裁調査官や児童相談所・乳児院・児童福祉施設職員等の研修などにも携わってきています。

主要著書等
『アタッチメント:生涯にわたる絆』(共編著)(ミネルヴァ書房, 2005)
『本当のかしこさとは何か:感情知性(EI)を育む心理学』(共編著)(誠信書房, 2015)
『アタッチメントとレジリエンスのあわい』(単著)(子どもの虐待とネグレクト,2016)
『赤ちゃんの発達とアタッチメント-乳児保育で大切にしたいこと-』(単著)(ひとなる書房, 2017)
『言葉・非認知的な心・学ぶ力』(共著)(中央法規, 2019)


優秀実践者による活動発表

身近な人の実践は、なによりも参考になる

いまは立派な活動をしている人も、最初は緊張してうまくできなくて、人が来なくて集客に迷った経験をもっています。そこからブレイクスルーがあって、教室が前進します。なにか、突飛なことや、必殺技を繰り出したわけではなく、当たり前のことを、普通にやってきた結果です。そうした実践者の発表を聴くことにで、自分の仕事や活動に何かしら取り入れることが出来たり、モチベーションが上がったり、参考にできたりします。
優秀実践者のみなさんには、ある共通することが一つあります。

『その人らしく‟光る思い“がある』

この人の“光る思い”はなにか?

どの事例も、身近な人の普通の活動なのだけど、”光る思い”によって、結果としてその人らしい活動として形になっています。そのような目で発表をみていただくと、ご自身の‟やっていること“や、”これからやりたいこと“につながる共通点や参考ポイントが、きっといくつも見つかると思います。今年も、お楽しみに!

おしゃべり&交流タイム

対面とオンラインをつなぐ「空間を超えたおしゃべりタイム」

交流してる画像

今年は、東京の本会場と、大阪・名古屋・福岡の地方会場、各地のサテライト会場、そしてオンライン会場をひとつにつないで、「おしゃべり&交流タイム」を過ごします。対面で集まっている場とオンラインの場が、相互に交流できる機会にしようと思います。

大切なことは、雑談のなかから生まれることが多い

お互い自己紹介したあとは、フリートークの時間です。お互いの近況や現場の話、雑談など、自由にお話しいただける時間を設けます。具体的にどういう形にするかは、当日の様子をみて決めようと思います。

今年もやります!お悩みスーパーバイズ

交流してる画像

同じメンバーで、ワークにも取り組んでもらおうと思っています。お題は、毎年恒例の「お悩みスーパーバイズ」です。どんな悩みでもかまいません。悩みを持ち寄って、グループでひとつ決めます。それについて発表してもらい、廣島のスーパーバイズのもと、みんなでその悩みについて考えます。 毎年、スゴイことに気づいたり、一歩が踏み出せたり、悩みの正体がわかったりと、おもしろいことが起こるので、わたしも楽しみにしている時間です。

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シンポジウムは東京メイン会場、地方会場(大阪・名古屋・福岡)、サテライト会場(秋田、神戸、広島、鹿児島、沖縄)、オンライン会場のいずれかからお選びいただけます。

東京メイン会場

地方会場・サテライト会場・オンライン会場をつないだ対面での参加となります。

地方会場サテライト会場

メイン会場のオンライン中継を交えた参加となります。 ワークなどは現地にてファシリテーターが対面で行います。

詳しい場所はこちらからご覧ください>>

オンライン会場

zoomでご自宅からの参加となります。


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今年度の受付は終了致しました

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メール:info@naik.jp

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