【理事長コラムvol.1】子育て支援の現場で必要とされる 「対お母さん力」とは?

廣島大三

ここ数年のインストラクターのみなさんの活動報告や実践発表を聞いていると、「この方たちは、とても『対お母さん力』が高いな~」と感じます。この『対お母さん力』という言葉に、私はいろんな要素を想定しています。

お母さんたちの相談にのるチカラ、癒すチカラ、楽しませるチカラ、伝えるチカラ、頼られるチカラなどがそうです。これらが、インストラクターとしての魅力となって光るから、生徒さんも集まり、良い場が出来るのだと思うのです。

では、この『対お母さん力』の正体って、一体何なのでしょう?その人が持って生まれた魅力でしょうか?親しみやすさでしょうか?それとも、豊富な知識と経験でしょうか?それは、様々な要素の組み合わせなのだと思います。つまり、『対お母さん力』は、人それぞれ違う性質のものなのだと思います。

それでも『対お母さん力』という一つの呼び方にくくることの出来るものだと思っています。それは、「お母さんたちに対する自信と覚悟」なのではないかと思います。それこそが、『対お母さん力』の正体なのではないでしょうか。

みなさんが講座で学んだ知識やスキルは、お母さんたちに対する自信を支えます。そして、それらを現場で活かして行動するためには、覚悟が必要です。そうして覚悟して行った実践は、経験となって更なる自信を創り出します。

その「自信と覚悟」が、それぞれの「個性」を後押しして、インストラクターとしての魅力を形作ります。誰一人として同じインストラクターはいない、みんなそれぞれ別の活動や別の仕事をしている。

でも、インストラクターや育児セラピストが、みんな共通してもっているものがある。それが、『対お母さん力』。それは、「自信と覚悟」。それは、「学びと実践」。

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会
代表理事 廣島大三

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