発達支援の「?」を、理事長にきいてみた

Q1 最近、園児のなかに発達が気になる子が増えており、どう対応してよいか戸惑うことがあります。それでも、保育士としてできることがあれば、してあげたいとおもうのですが、保育士が介入してよいのでしょうか?また、実際できることはあるのでしょうか?

A1 発達支援は、療育の専門家だけの領域ではありません。乳幼児期の子どもについて言えば、むしろ、親御さんや、日常で毎日かかわっている保育士さんや子育て支援の方の方が、発達にあたえる影響力は大きいと言えます。
園児に対してだけでなく、その子の親御さんへの対応や導きという意味では、担任の保育士さんの関わりは、とくに重要です。
発達支援において実際にできることは、毎日の保育や子育てのなかにあります。その積み重ねが、発達における難しさを緩和し、社会スキルを育てます。専門機関の介入は、そうした積み重ねの結果を観察するマイルストーンのように考えてください。

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Q2 発達障害だけでなく、愛着障害にも興味をもっています。この講座では、この講座では、愛着障害についても学べるのでしょうか?

A2 この講座では、「発達支援」を必要とする背景として、発達障害(自閉症スペクトラムを含む)と愛着障害についての基礎知識や両者の違いなどを学ぶことができます。そのうえで、発達支援として実際に何ができるか、その方法やメソッドを学びます。 「愛着障害」や「愛着障害児の支援」について、より専門的に学ぼうとおもわれるなら、アタッチメント心理カウンセラー講座をスキルアップとして検討してみてください。

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Q3 5歳の長男が、発達障害と診断されました。母親としてできることはないかと、本を読んだり、セミナーに行ったりして勉強しています。この講座では、本やセミナーでは得られない情報や、まだ一般に出回っていない知識などが得られるのでしょうか?

A3 本については、どの本をお読みになられたのかによります。
もし一般書であれば、講座で得られる知識は、別次元のものだと言えます。
もし専門書や論文であれば、質問者さんがそれをどうのように理解したかによります。講座で学んだことが、まったく新しい知識として得られることもあるでしょう。ご自身の解釈を後押ししたり、アップデートすることになるかもしれません。
セミナーについては、講座との明らかな違いがあります。セミナーは知識の「入力」です。本講座は、「体験+実践の入口」です。知識の入力はそのための準備として機能しています。つまり、セミナーとは構造そのものが違います。
本講座は、発達支援の実践者に向けています。発達障がい児や発達が気になる子に対して、できうる有効かつ背景の確かなことを身につけ実践することが目的です。もし、お子さんが6歳未満なら、即実践されることをおすすめします。

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Q4 発達障害は治らないということも聞きますが、それでも何かしら働きかけをすることで好転するものなのでしょうか?

A4 かつて発達障害は、固定化した障がいとして扱われてきました。そのため、一度出された診断が取り消されることはありませんでした。しかし、いまやそれは通説ではなくなってきています。発達障がい児も、かならず発達のベクトルをもっており、その子のペースで前に進むことがわかってきています。2~3歳時に自閉症スペクトラム障がいと診断された子どもが、5歳になってその症状が消えた、という事例は何例も報告されています。自閉症スペクトラム障害の中でも、軽度のアスペルガー症候群や高機能自閉症ではそのようなことがあります。
とはいえ、発達支援は“治す”ことも“直す”ことも目的にはしていません。その子の持っている特有の苦手や困難を、脳機能とアタッチメント形成の面から対応し、社会スキルとして身につけることを目的としています。その結果として、前述のようなことがあるのです。

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Q5 ホームページには、「6歳までにやれることがたくさんある」とありますが、6歳を過ぎてしまうと遅すぎるでしょうか?

A5 発達において「遅すぎる」ということはありません。人間は一生涯をとおして発達し続ける生き物だというのが基本姿勢です。 一方で、年齢が早ければ早いほど、よりシンプルで、簡単な取り組みによって、改善が見られるのも事実です。これは、脳の発達と関係しています。脳は、脳神経への刺激に応じて脳機能を変化させ適応する性質があります。専門用語で「脳の可塑性」といいます。発達の途上である0~6歳は、この性質が顕著な時期です。この時期に脳機能に対して働きかけをすることで、働きが鈍かったり、誤作動していた脳機能を方向修正します。
たしかに脳の可塑性は、6歳までが活発です。しかしながら、大人になるとこの性質が失われるわけではありませんので、「遅すぎる」ことはありません。

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Q6 この講座の発達支援は、言語聴覚士や作業療法士などによる療育のようなものなのでしょうか?それとも、療育の代わりにおこなうようなものなのでしょうか?

A6 療育とは、アプローチが違います。本講座の発達支援は、親や保育者、養育者が、日常の育児や保育のなかで取り組むアクティビティによって、発達の苦手や困難にアプローチします。そのため、「訓練」ではなく「アクティビティ」と呼んでいます。アプローチそのものは、発達心理学における「アタッチメント」が軸になっています。 療育とともに、日常の中でとりくめるアクティビティとして発達支援を取り入れるのが望ましいでしょう。 実際、本講座は、作業療法士や言語聴覚士、心理療法士など療育の専門家も受講しており、療育に補完して活用する方もみえます。

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Q7 他の発達支援の資格との違いはありますか?

A7 発行あるいは主催団体によって、それぞれ違いがあります。
内容の違いについては、他の団体の内容を論ずることはできませんが、近年の療育や発達支援は、アタッチメントの概念が重視されています。
当協会の特色は、その「アタッチメント」が軸になっていることです。アタッチメントの文脈で発達支援の理論と実践が学べるのが他の団体との内容の違いです。

また、取得される方にとっては、資格の「認知度」と団体の「永続性」も重要かと思います。「日本アタッチメント育児協会」は、子育て支援の分野ではパイオニアとして、地方自治体や学校機関、関連団体さまからも広く認知いただいており、大学にカリキュラム導入もさせていただいております。また、「一般社団法人」という公的な法人で運営しております。 採用する側が、「どこの資格か?」に注目した場合、これらの要素が見られます。また、受講される方にとっても、他団体と比較していただくうえでの判断材料となるかと存じます。

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Q8 療育などを行う医療機関や保健センターへ就職をする際にも使える資格なのでしょうか?

A8 精神科医や作業療法士、言語聴覚士以外の方が、これらの施設への就職を考える場合、「指導員」や「支援員」「相談員」の枠が一般的です。
そうした採用に応募する場合に、履歴書に書くことができる資格です。
なかには特定の資格がなくても応募可能なケースもあります。そうした場合でも「発達支援アドバイザー」のような専門資格を持っている方が、採用には有利に働きます。その際、やはり関係するのが資格発行団体の認知度となるかと思います。

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Q9 発達のことで困っている子どもや保護者を助けることができるようになりますか?

A9 0~6歳という療育が必要な年齢の子どもとその親に特化した講座内容のため、現場での子どもや親への対応力は十分に身につけることができます。

「アタッチメント発達支援」は、保育士や看護師、児童支援員がおおいですが、作業療法士や理学療法士、言語聴覚士、医師など療育分野の専門家も学びに来られます。こうした方たちは、専門分野の知識プラス子育てや発達の知識、あるいはアタッチメントによる発達を促す取り組みを学ぶために受講されます。

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発達支援についての質問、疑問を募集中

発達支援について、講座の内容や活用方法、その他、現場で起きているさまざまな問題や悩み、疑問、質問をお寄せください。
当協会の理事長であり、発達支援アドバイザー講座の執筆者・開発者でもある廣島 大三がお答えします。

事務局あて・件名「発達支援の質問」
メール:info@naik.jp
電話 : 052-265-6526 (電話でご質問いただいた場合、事務局スタッフが、その場で内容をお聞きして、あらためて廣島からの回答をフィードバックいたします。)
ファックス: 052-256-6529

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