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育児セラピストとは?

育児セラピストとは?

育児セラピストとは?

育児は「心を育てる」ことからはじまります。
心豊かに育った子どもは、情緒が安定して、 想像力と探究心に富んだ知性と能力が豊かに育ちます。

しかし、子育ての現場にいる方からすると、心配になってしまうような育て方や環境で子育てが行われているケースが少なくありません。そうして、乳幼児期に「心を育てる」ことにつまづいてしまい、その後に深刻な問題を抱えるケースは、年々増えています。

医学博士で、心療内科医の寺下謙三先生は、ご自身の臨床経験から、次のようにおっしゃっておられます。

最近の新聞やテレビで報道される子どもたちの事件をみて「昔はこんなことなかったのに」と嘆き不安に思っている方は多いでしょう。また、事件までいかずとも、日本の将来を託す若者の動向に憂慮している方は少なくないでしょう。「最近の若者はいかん」という一言で済まされるでしょうか?何に責任があるか責め合う場合ではなく、なんとか食い止める手を実行しなくてはならないと考えているのは僕だけでしょうか?

「なにもやる気がしない」「気分が不安定で気まぐれ」「注意すると逆切れされる」「部屋に引きこもっている」「リストカットや物をこわす」「口ばかりで実行しない」「何をしてよいかわからない」「朝起きられない」 ……僕は多くの方から、子どもたちの相談を受けてきました。でも子どもたちと言っても「高校生や大学生や果ては社会人」です。ご想像の通り、大きくなってからでは治りにくいのは他の病気と一緒です。最も骨の折れる病気の一つと言ってもよいでしょう。

しかし、幼稚園や小学生のお子様を持つ親達は、こころの教育より「受験教育」にはるかに熱心です。塾にかける費用と労力は大変なものです。そのくせ子どもたちと直に接する機会は少ないのです。塾へきちんと行って成績さえよければ、多少の狡いことをしても叱らない。学校の先生も叱りません。

「自分で悪いことをしたと薄々分かっている」子どもを叱らないと、子どもたちの脳は混乱します。でも、「快を求め不快を避ける」習性は人間誰にもありますから、変な具合に定着することになります。これだけが原因ではありませんが、子どもたちの脳が混乱する要因は一昔に比べて格段に多くなっています。

ある映画の台詞「手や足につける義手や義足はあるが心につけるものはない」を思い起こします。

受験勉強に限ったとしても、算数や英語を頭ごなしに詰め込むよりも、「やる気」にさせる心を引き出した方がよほど効果的です。本気になった子どもたちの能力は数倍以上になります。具体的な勉強は簡単なものです。算数や国語を詰め込んでよい成績で受かった子どもとやる気の心を引き出して、自分の力で勉強し やっとの思いで受かった(第一希望校でなくても)子どもたちの将来はどちらが明るいかは多くの人が想像がつくと思います。

「鉄は熱いうちに打て」といいますが「心は熱くならないうちに磨く」ほうがいいと僕は思っています。

医学博士、心理医学、心療内科医 寺下謙三先生

そのような時代だからこそ、豊かな子育てを指南できる、
専門知識とスキルを持った「育児の専門家」が必要です。

そのような時代だからこそ、豊かな子育てを指南できる、専門知識とスキルを持った「育児の専門家」が必要です。

育児セラピスト 養成講座について

【育児知識】
発達心理学に基づいた、適切な育児知識を伝える知識を学びます

【心を癒やす】
様々なストレスにさらされる「親の心」を癒やすスキルを学びます

「育児セラピスト認定講座」は、保育士、看護師、保健師、子育て支援NPO、学校教諭、企業の方(玩具・育児用品関連等)、主婦の方 などを対象としています。

育児セラピスト 養成講座の特徴

育児セラピスト 養成講座の特徴

【活かす】【教える】【広める】の3ステップで、
豊かな子育ての輪を広げます

【活かす】
子育ての現場で直接、すぐに活かせる知識を発達心理学、社会学から学び、子どもについて学びます。子どもと一緒に取組める遊びや営みを通して、子どもの心を育み子どもとの関係を作ることを学びます。

【教える】
実践で学んだ内容の背景となる学術知識と理論を学び、信憑性をもって伝えることを学びます。また、親との対人援助法や、セラピーにおけるスキルを学び「癒す」スキルも身に付けます。

【広める】
講師として、育児セラピストを育成して、広めるための知識とスキルを学びます。また、講師として、講座を運営していくための知識や、受講生の認定方法を学び、講師に必要な要素を学びます。

育児セラピスト®は、当協会で登録商標を取得している固有の資格となります。他の団体では認定および資格の発効等は一切行っておりませんので、類似資格をご検討いただく際は、資格や講座の内容をよくお確かめください。

育児セラピストの活用

親として

「育児の基礎」を学ぶ

「育児の基礎」を学ぶ

毎日の子育てや保育において大前提となる発達心理学やアタッチメントの基礎を学び、毎日の育児に活かしたいとお考えの方は、まずは子育ての当事者のための学びである育児セラピスト前期課程の受講をおススメします。

育児セラピスト 前期課程(2級) >>

子育て支援者として

「育児の専門家」になる

「育児の専門家」になる

発達心理学やアタッチメントをより深く専門的に学び、さらに、お母さんに寄り添い、適切に導くための対人援助スキルを身に付け、子育て支援の現場で「育児の専門家」として活躍することをお考えの方は、育児セラピスト前期課程、後期課程の同時受講をご検討ください。

育児セラピスト 後期課程(1級) >>

「親子教室」を開く

「親子教室」を開く

子育て支援の現場で、ベビーマッサージ教室をはじめとする「親子教室」を開いて、毎日の親子の営みを通してアタッチメントを伝え、お母さんをサポートしていくことをお考えの方は、育児セラピスト前期課程が同時取得できる下記インストラクター養成講座をご検討ください。

各種インストラクター >>