アタッチメント(早期愛着関係)とは、
赤ちゃんと保育者との間に作られる基本的信頼関係のことで、
特定の少数の人(通常は両親)との間の愛情の絆をいいます。
発達が順調に進み、心身ともに健康であるためには、
安定したアタッチメントを形成することが不可欠とされていることは
大脳生理学の研究においても明らかになってきています。
アタッチメントには子どもから親へのアタッチメントと
親から子どもへのアタッチメントがあります。
子どもから親へのアタッチメントは乳幼児期に無条件に受け入れられ、
愛される経験を通して作られていきます。
深いアタッチメントが形成されることによって、
子どもは自分を大切な存在、価値のある存在であると信じることができます。
それは言い換えると心の安全基地をつくるということです。
そして将来にわたる対人関係づくりをはじめとする社会性を育み、
また想像力や感受性、学習能力を養う基盤となります。
一方親から子どもへのアタッチメント形成は妊娠期から始まります。
そして赤ちゃんの誕生に心から幸せを感じることによって形成されていきます。
さらに日常的な赤ちゃんの世話からスキンシップ、
様々な赤ちゃんへの働きかけによってアタッチメントはより深く形成されます。
そうした様々な営みによって、親はありのままのわが子を
無条件に愛するようになります。
さらに育児不安をなくすための情報を積極的に取り入れたり、
夫や周囲の支えをうけることで、
子どもへのアタッチメントはより深くなっていきます。
近年問題となっている育児ストレスや産後うつ病に関しても、
妊娠期から出産後にかけての赤ちゃんへの深いアタッチメント形成によって、
その発症頻度が低くなるという研究結果が報告されています。





















